カルぺ・ディエム講師の西岡壱誠(にしおか・いっせい)と橋本匠(はしもと・たくみ)の2名が、2023年6月15日に、武蔵野大学高等学校2年生を対象に「アカデミックマインド育成講座」の第3回の授業を行いました!今回は「深い仮説を立てる方法」を学びます。
本記事では、講義の様子をメディア事業部がレポートします!
「アカデミックマインド育成講座」とは?
年間10回の講義を通して、これからの時代に求められる「思考力=自分で考える力」を養います。
「なぜ信号は赤・黄・青の三色なのか?」「なぜメロンにはシワがたくさんあるのか?」など、身の回りに溢れる疑問を自分で発見し、仮説を立てて、検証するという一連の思考法を学んでいきます。 この過程を繰り返すことで、思考法を身につけるだけではなく、5教科を複合的に学ぶことができる講座です。
2回目の講義後アンケートより:勉強が楽しいと感じる瞬間
授業冒頭では、2回目の授業後アンケートでもらった質問に回答していきます。今回は、「勉強で楽しい!と感じた瞬間ってどんなときですか?」という質問に西岡講師が回答しました。
みなさんはケンタッキー・フライド・チキンの創業者を知っていますか?」
「知ってるよ!カーネルおじさんでしょ」
当たり前のように生徒たちが答えます。
実は、カーネルおじさんの本名は「デイヴィット・サンダース」です。
え?カーネルが名前ではなかったの?と思う人も多いと思います。
カーネルは直訳すると「大佐」という意味です。 なので「カーネルおじさん」は「大佐おじさん」と呼んでいることになるんです。ちょっと変ですよね。でも、問いを立てたことで「大佐」という英単語を覚えられたのではないでしょうか?*
勉強は机上のものだけではありません。日常の中で問いを立てることが学びにつながり、見ている物・知っている事が勉強とつながったときこそ、勉強が楽しいと感じることができるというメッセージを伝えました。
*正確には「ケンタッキー・カーネル」という名誉称号を授かり、カーネル・サンダースと呼ばれるようになった。
深い仮説を立てる方法
前回は問いの分解を行いました。今回はその問いに対して、仮説を立てていきます。
「“橋本講師は背が高い”は事実だと思う人!」
西岡講師がこのように問いかけると、「高いと思う!」「高いのかな?よくわからないね」といった様々な意見が教室内に飛び交います。
「橋本講師は“日本の平均身長より背が高い”ならどうですか?」
もう一度生徒に考えをきくと、「事実」だという人が増えました。
「事実と意見」この2つをどう見分けるか。「事実」には具体的な数字や何かとの比較など客観的な言葉がはいっています。
一方「意見」には、個人の感想が反映されていて、そう思う人もいれば、そう思わない人もいて、主観的な言葉が入っています。 より深い仮説を立てるためには「事実と意見」をしっかり見分けることが重要だということを学びました。
生徒たちの感想
「テレビのニュースをみて、わからなかったことは調べるようになりました!」
「疑問に思ったことをすぐに調べずに、まずは自分で少し考えてみてから調べるようになりました」
3回の講義を通して、日常生活の中での考え方に変化が現れているようです。次回は、実際に東大生の例を聞いて、自分の仮説を検証する方法を考えてもらいます。
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講師は現役東大生!偏差値35から東大合格を果たした西岡壱誠をはじめとして、地域格差・経済格差など、さまざまな逆境を乗り越えた現講師たちが、生徒に寄り添って対応します。
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