東大セミナードラゴン桜コース 第2回「勉強って何をすればいいの?」

カルぺ・ディエム講師の西岡壱誠(経済学部4年生)が、2023年5月23日に東大セミナーの小中学生を対象に「ドラゴン桜コース」の第二回講演を開催しました。

東大セミナー「ドラゴン桜コース」とは?
東大セミナーは、石川県金沢市・野々市市・白山市にある創業37年の学習塾です。
2023年度より開講された「ドラゴン桜コース」は、学習コーチングや季節別講習など、通常のカリキュラムに加えて、「ドラゴン桜特別講座・特別イベント」「ドラゴン桜式の予習・復習指導」など特別カリキュラムが組み込まれています。
指導に携わるのは、東大セミナーの講師だけではありません。カルペ・ディエムに所属する東大生、その中でも地域格差・情報格差など、さまざまな逆境を乗り越えた「リアルドラゴン桜」な人たちが中心となって指導に携わります。
「ドラゴン桜」で描かれた桜木先生と生徒たちのように、講師自身の経験や学習メソッドもエピソードを交えて伝授され、生徒・保護者様への意識改革を通して、将来の夢や志に挑戦できる生徒の育成を目指しています。

公式サイトはこちら

本イベントは、金沢市を中心に展開されている塾である東大セミナーに通っている小中学生の方々を対象として、どのように学んでいけばよいのかを、ドラゴン桜2担当編集であった西岡壱誠がドラゴン桜の漫画や実際の東大生の事例を交えながら伝えていくものになっています。

本記事では、イベントの様子を講師の布施川天馬がレポートします!

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目次

モチベーションの高い生徒たち

講演会の初めに「今の気分は?」という質問すると、生徒の皆さんからは「サイコー!」「絶好調!」といった回答が返ってきました。これから始まる講義への大きな期待がたくさん寄せられました。

 「みんながこのコースに期待していることを教えてね!」という質問に対しては、「勉強のやり方が知りたい」「少しでも間違いをなくしてテストの点数をあげたい」「勉強をもっと好きになって成績を上げたい」といった勉強に前向きな回答ばかりでした。

ドラゴン桜の漫画より。「国語こそがすべての教科の基礎。国語の充実なくして全教科の成績向上はあり得ない。」

国語の勉強法

「さて、今日お話しする内容は、勉強法です!」

 事前アンケートでも多かった「勉強法」についての掘り下げを期待する声に対し、真っ向から答える西岡講師。そこでさっそく持ち出したのは、英語でも数学でもなく、なんと国語の勉強法でした!

 「なぜこのような講義の場で国語の勉強をするのか?」と首をかしげる生徒たち。講師によると、国語の成績が悪い人は全体的に伸び悩んでしまうことが多いのだとか。文章の内容で「どれが事実で、どれが感想なのか」をしっかりと見極められるようになることが大切だと生徒に伝えていました。

2022年共通テストより。どれが事実で、どれが感想?

数学の勉強法

意外と数学で忘れがちなのが計算力です」

生徒たちに「自分は計算が速いか」とアンケートをとったところ、なんと速いと答えた人はゼロ。参加した生徒の皆さんは全員、計算に自信がないようでした。

そこで出たのが西岡式計算トレーニング。

「2,3,4,5の4つで10を作ってみよう!」

これに対して次々と生徒から手が上がります。

「3+5+4÷2」

「4×2-3+5」

など様々な答えが出てきました。

たったこれだけのように見えるトレーニングですが、この計算トレーニングを終えた生徒たちの顔は、始まる前よりも一回り大きく成長したような、生き生きとした表情になっていました。

まとめ

「残念だけど、この世には簡単に点数が上がるような勉強法はありません! その代わり、計算力や語彙力のような地道なことを積み重ねれば、必ず力になってくれます!」

 まとめとして西岡講師が放ったこの言葉は、生徒たちの胸に深く刺さったようでした。日常の積み重ねこそが重要であって、楽に近道をするようなものはないのだ。生徒の皆さんの間にもそのような実感が生まれていたのではないでしょうか。

カルペ・ディエムでは、学校様ごとのお悩みに対応した講演・講座・ワークショップをご提案&実施しております。
偏差値35から東大合格を果たした西岡壱誠をはじめとして、地域格差・経済格差など、さまざまな逆境を乗り越えた現役東大生講師たちが、生徒に寄り添って対応します。
ご相談から受け付けておりますので、お気軽にお問い合わせください。

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この記事を書いた人

東京大学文学部。世帯年収300万円台の家庭から東大へ合格。現在学業の傍ら、ライター、作家活動や講演活動を通して逆転合格のノウハウを広める。日刊SPA!、プレジデントオンライン、東洋経済オンラインにて連載経験あり。ゲームとマンガが趣味。

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