東大セミナードラゴン桜コース 第4回「受験を超えるために」

カルペ・ディエム講師の西岡壱誠が、2023年7月28日に、東大セミナーの生徒たちを対象として、ドラゴン桜コースセミナーを開催しました。

東大セミナー「ドラゴン桜コース」とは?
東大セミナーは、石川県金沢市・野々市市・白山市にある創業37年の学習塾です。
2023年度より開講された「ドラゴン桜コース」は、学習コーチングや季節別講習など、通常のカリキュラムに加えて、「ドラゴン桜特別講座・特別イベント」「ドラゴン桜式の予習・復習指導」など特別カリキュラムが組み込まれています。
指導に携わるのは、東大セミナーの講師だけではありません。カルペ・ディエムに所属する東大生、その中でも地域格差・情報格差など、さまざまな逆境を乗り越えた「リアルドラゴン桜」な人たちが中心となって指導に携わります。
「ドラゴン桜」で描かれた桜木先生と生徒たちのように、講師自身の経験や学習メソッドもエピソードを交えて伝授され、生徒・保護者様への意識改革を通して、将来の夢や志に挑戦できる生徒の育成を目指しています。

公式サイトはこちら

本セミナーは、現役の東大生が、進学意識を高めるためのアドバイスを行うというもので、実際に大学に通っている学生の声を現地へ届けることを目的として行われています。また、本セミナーはオンライン上で行われました。

本記事では、イベントの様子をメディア事業部の布施川天馬がレポートします!

あわせて読みたい
株式会社カルぺ・ディエム 代表取締役社長・西岡壱誠インタビュー 現役東大生にして株式会社カルペ・ディエムの代表を務める西岡壱誠さんに、会社設立に至る経緯から、今後の会社のビジョンまでをインタビュー! 経営者、そして教育者...
目次

みんなの勉強の概念を変える!

 「まずはみなさん、ミュートをはずしてあいさつしましょう!よろしくお願いします!」
西岡講師の元気な号令に、生徒たちも勢いよく挨拶して答えます!こういった挨拶が返ってくると、講演する側としてもうれしくなってしまいますね。

まず初めに、と切り出したのは「みんなの勉強の概念を変える!」という話でした。みなさんは、「いつもどんな勉強をしているの?」と言われたらどうこたえるでしょうか。同じ質問を投げかけられた生徒たちも一斉に考え始めます。

少し間をおいて、大量の回答がチャット欄へ流れ込んできました。「演習をしている」「問題集をやっている」「質問をしている」などなど、たくさんの答えがあります。

「みなさんの勉強は、きっと『教科書を読む』とか『ノートを読み返す』なんてところにあるのではないでしょうか。ですが、そもそも勉強って何のためにやるんでしょう?頭をよくするためですよね。じゃあ、これらの勉強をして、みなさんは頭がよくなっているでしょうか?

この質問に生徒たちも胸に手を当てて考え始めます。頭がよくなっているのだろうか、と自問自答している様子でした。

勉強するためには、解けなかったものを解けるようにしなくてはいけません。そのためには、勉強したことを、きっちり再現できるようにならなければいけないんです。成績を上げるのは簡単です。できなかったことをできるようにすればいいんです。でも、それを忘れてたりしませんか?解けなかった問題、できなかった問題を放置していては、成績が上がっていかないんです」

今日は「目標を立てる」ことができるようになって欲しい。

ここで、西岡講師が生徒たちにメッセージを送ります。西岡講師は、今日のセミナーで「目標を立てる」ことができるようになってほしいといいます。昨日の勉強がうまくいったかどうか、という質問から、それができているかわかるというのです。

この質問に対して、途端に生徒たちは目を伏せます。どうやら、自分の中では勉強がうまくいかなかったと思う人が多い様子。これらの答えに対して、西岡講師はどのように回答するのでしょうか。

「みなさんの目標はいったい何でしょうか。テストで点数を取ること? お母さんやお父さんに褒められること? 違いますよね。最終的に志望校のテストを受けて、合格することですよね。それらを正しく判断するためには、数字で判断するしかないんです。数字で目標を設定して、具体的にそれを達成できたかどうか、考えるしかないんです。テスト本番では、どの教科で何点取りたい?そのためには、次の模試で何点くらいとらないといけない?明日のテストでは何点くらいとりたい?」

英国数の現状と理想を具体的な数字から考えることで、目標に一歩ずつ近づけるという西岡講師。2浪して東大を目指した彼の言葉には、有無を言わせぬ説得力があります。彼に言わせると、無条件で失敗になることはないとのこと。たとえ、明日のテストで悪い点数を取ったとしても、それを試験本番までのバネにできるなら、失敗は失敗ではない。確かにその通りだと筆者も思います。

この言葉に生徒たちもだいぶ元気づけられたようでした。合格点に届きさえすればいい。今やっている勉強は、すべて目標に届かせるための勉強なのだから、目標を設定しないと意味がない。深く突き刺さっている様子です。

最後に

最後に、西岡講師から生徒の皆さんへメッセージが送られました。

都会の子と、金沢にいる君たちと、差は全くないと思います。むしろ、君たちのほうが賢いかもしれない。でも、都会の子の方がずっと有利なことが一つだけあります。それは、情報です。『こういう勉強法がいいらしいよ』『最近の受験事情がこんな感じらしいよ』と教えてもらえる環境にないと思うんです。

色々な情報を得ようと思ったら、都会に住んでる人から情報を取らないといけない。ちゃんと情報を獲りに来ることは、これからも本当に必要になります。今回のセミナーに限らず、普段から、人を使って情報を得ようとすることは大事なので、これからも意識してもらえると嬉しいと思います。」

あわせて読みたい
東大セミナードラゴン桜コース 第3回「どうすれば効率よく暗記できるの?」 カルぺ・ディエム講師の西岡壱誠(経済学部4年)が、2023年6月24日に、東大セミナー参加者を対象にして、ドラゴン桜コース第三回の授業を開催しました。 東大セミナー「...
あわせて読みたい
ドラゴン桜東大監修 西岡壱誠が語る『勉強を頑張ってる人は、部活も頑張っている!』 ドラゴン桜東大監修 西岡壱誠が語る『勉強を頑張ってる人は、部活も頑張っている!』

公式サイトにて、カルぺ・ディエムが提供している具体的なサービスを紹介中!

カルペ・ディエムでは、学校様・保護者様のお悩みに対応した講演・講座・ワークショップをご提案&実施しております。

生徒の皆さんの大学選び&学部選びのワークショップ、モチベーションアップを目的とした講演、探究学習授業、長期休暇の学習合宿、難関大学合格を目指した通年プロジェクトなど、さまざまなプランをご用意しています。

講師は現役東大生!偏差値35から東大合格を果たした西岡壱誠をはじめとして、地域格差・経済格差など、さまざまな逆境を乗り越えた現講師たちが、生徒に寄り添って対応します。

ご相談から受け付けておりますので、お気軽にお問い合わせください。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

東京大学文学部。世帯年収300万円台の家庭から東大へ合格。現在学業の傍ら、ライター、作家活動や講演活動を通して逆転合格のノウハウを広める。日刊SPA!、プレジデントオンライン、東洋経済オンラインにて連載経験あり。ゲームとマンガが趣味。

目次