東大セミナードラゴン桜コース 第3回「どうすれば効率よく暗記できるの?」

カルぺ・ディエム講師の西岡壱誠(経済学部4年)が、2023年6月24日に、東大セミナー参加者を対象にして、ドラゴン桜コース第三回の授業を開催しました。

東大セミナー「ドラゴン桜コース」とは?
東大セミナーは、石川県金沢市・野々市市・白山市にある創業37年の学習塾です。
2023年度より開講された「ドラゴン桜コース」は、学習コーチングや季節別講習など、通常のカリキュラムに加えて、「ドラゴン桜特別講座・特別イベント」「ドラゴン桜式の予習・復習指導」など特別カリキュラムが組み込まれています。
指導に携わるのは、東大セミナーの講師だけではありません。カルペ・ディエムに所属する東大生、その中でも地域格差・情報格差など、さまざまな逆境を乗り越えた「リアルドラゴン桜」な人たちが中心となって指導に携わります。
「ドラゴン桜」で描かれた桜木先生と生徒たちのように、講師自身の経験や学習メソッドもエピソードを交えて伝授され、生徒・保護者様への意識改革を通して、将来の夢や志に挑戦できる生徒の育成を目指しています。

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こちらのイベントは、ドラゴン桜のように、逆転合格、成績アップしていくことを目標としたセミナーであり、授業内では成績を上げるための具体的な方法を西岡講師が紹介していきます。

本記事では、イベントの様子をメディア事業部の布施川天馬がレポートします!

「全然関係ない話していい?」という講師の呼びかけに対して、生徒たちは少し戸惑ったような顔を見せます。有名なネット掲示板であるにちゃんねるの創始者であるひろゆきさんから論破されてしまった! そんな話題から今回の授業は始まりました。いきなりの論破告白に、生徒たちもどこか困り顔。

順調?な滑り出しを見せた、第三回の授業ですが、さすがに生徒も慣れてきたような雰囲気を感じます。第一回、第二回で見せていた緊張した面持ちも、今となってはどこ吹く風。もはや顔見知りになってしまった今だからこそ、できる話もありそうです。

このように始まった講義では、まず「2023は素数?」というクイズについて西岡講師が話し始めました。これを受けて、生徒たちは考え込むようなリアクションを見せます。「素数じゃないなら、因数分解できますか?」と言われて、一斉に計算を始める生徒たち。あっという間に7×17×17だと突き止めてしまいました。

種を明かしてしまえば単純な素因数分解ですが、これも西岡講師にはしっかりした思惑があるようです。「簡単な頭の体操ではありますが、こういったことを続けることで計算力を醸成することができます。こうして算数や数学が得意になっていくんです。前回の復習として、これから色々な素因数分解クイズを出すから答えてみよう!」西岡講師はこう締めくくり、問題を次々と出題します。いきなりの出題に戸惑うことなく答えていく生徒たち。どことなく頼もしさがついてきたような気がします。

続いて、今回の本題として「暗記系科目の勉強法」について話し始める西岡講師。どうやら、生徒の皆さんはあまり暗記が得意ではない様子です。どのように暗記をすればいいのか。これについて興味津々なようでした。

「理社は知識をちゃんと覚えれば解けるんです。でも、覚えるためには工夫が必要です。だから、どう工夫すれば暗記が得意になるか、一緒にやっていきましょう!」

西岡講師は暗記のコツを教えるためとして、まず12個の言葉を画面に映します。1.豆2.石3.いちご4.靴……12個の言葉にはそれぞれ番号が振られているようです。

1分の後、画面を切り替えて、西岡講師は生徒に質問します。「みんな、7番目の言葉は何だった?2番目の言葉は何だった?」なんとか答えていた生徒たちですが、授業の終盤までこれを覚えているのは無理そう……そんな雰囲気が漂います。

そこで西岡講師が提唱するのが「ストーリー暗記法」でした。1番は豆、2番は石……と覚えるのではなく、「豆みたいな石があって、いちごが靴の中に詰まっていて……」とそれぞれの言葉を無理やりにでもストーリー仕立てに繋げてしまえば覚えやすくなるというものでした。

これは勉強にも応用できる、と西岡講師は続けます。「墾田永年私財法と武士の登場はどっちが早いか。これもストーリー仕立てにすれば簡単に覚えられるんです」

墾田永年私財法で土地の私有が認められるようになった。だから、みんなこぞって土地を私有しようとして開墾を続けた。土地を拓いたら、その土地を警備するガードマンが必要になる。だから、武士が登場したのだ。

「そう覚えてしまえば、二度と忘れることがないですよね。このようにして、流れがわかるように普段からの勉強をしなくてはいけません」隣で聞いていた僕からしても、納得の論理でした。

他にも様々な暗記術を授けていく西岡講師。長かった講義も、いつのまにか終盤に差し掛かっていました。二時間近くにもわたる長丁場な授業でしたが、案外早く終わってしまったというのが正直な感想だったのではないでしょうか。

早くも次回の第四回講義が楽しみになってくるようです!読者の皆様も、ぜひ続報をお楽しみください!


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カルペ・ディエムでは、学校様・保護者様のお悩みに対応した講演・講座・ワークショップをご提案&実施しております。

生徒の皆さんの大学選び&学部選びのワークショップ、モチベーションアップを目的とした講演、探究学習授業、長期休暇の学習合宿、難関大学合格を目指した通年プロジェクトなど、さまざまなプランをご用意しています。

講師は現役東大生!偏差値35から東大合格を果たした西岡壱誠をはじめとして、地域格差・経済格差など、さまざまな逆境を乗り越えた現講師たちが、生徒に寄り添って対応します。

ご相談から受け付けておりますので、お気軽にお問い合わせください。

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この記事を書いた人

東京大学文学部。世帯年収300万円台の家庭から東大へ合格。現在学業の傍ら、ライター、作家活動や講演活動を通して逆転合格のノウハウを広める。日刊SPA!、プレジデントオンライン、東洋経済オンラインにて連載経験あり。ゲームとマンガが趣味。

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