黒沢尻北高校 リアルドラゴン桜プロジェクト 第1回

【事業レポート】黒沢尻北高校リアルドラゴン桜プロジェクト第1回

2023年4月24日に、カルペ・ディエム講師の西岡講師が、岩手県立黒沢尻北高等学校の2年生・3年生を対象に「リアルドラゴン桜プロジェクト」の第1回講義をオンラインで行いました。

リアルドラゴン桜プロジェクト」とは?
ドラゴン桜の作者、三田紀房先生の母校「岩手県立黒沢尻北高等学校」では、
東大合格者を出すために学校内で取り組んでいる「東大励志プロジェクト」の一環として「リアルドラゴン桜プロジェクト」を実施しています。
カルペ・ディエムに所属する東大生、その中でも地域格差・情報格差など、さまざまな逆境を乗り越えた「リアルドラゴン桜」な人たちが中心となって、生徒たちの指導に携わります。
「ドラゴン桜」で描かれた桜木先生と生徒たちのように、講師自身の経験や学習メソッドもエピソードを交えて伝授され、将来の夢や志に挑戦できる生徒の育成を目指しています。

今回の講義では、東京大学の現1年生と2年生の学生2人を交えて、受験本番に向けた道筋の立て方について考えました。本記事では、講義の様子をメディア事業部のティティーがレポートします!

目次

受験すごろく 〜合格までの道のりをイメージ〜

3年生がいよいよ受験に向けて本格スタートを切る4月最初の講義。講義は、まず現役東大生が大学生活の様子を話しながら和やかな様子で始まりました。10分ほどのアイスブレイクのあと、さっそく本題に入っていきます。

今回は「受験すごろく」というワークショップを実施しました。3年生の4月から受験本番までの受験生活を、さまざまな分岐点を通過しながらシミュレーションしていくゲームです。各分岐点では、志望校や勉強に関する選択肢が2つあらわれ、参加者は話し合いながらどの選択肢をとるのか決断していきます。今回は、2年生と3年生の二つのチームに分かれて、ゲームを行いました。

悩みながら、真剣に取り組む生徒たち

まずは、2年生チーム。本番までの各タイミングで、どのような決断をするか、提示された選択肢を生徒間で吟味していきます。模試の判定や周囲の反応など、さまざまな要因が重なるなかで、2年生チームはぶれずに第一志望校だけに専念した受験生活を選びました。

次は、3年生チームの番です。模試の判定や両親・友達の様子など、3年生にとってはどれも現実味が増してきただけに、なかなかすんなりと結論が出せません。分岐点のひとつに、夏に第一志望の過去問に苦戦するなか、共通テストの対策にうつるか、第一志望の過去問を解き続けるかという選択肢があらわれました。生徒たちは、さまざまな場合を想定しながら、活発に議論を交わします。

西岡壱誠からのアドバイス

一通りゲームを終えると、最後に西岡講師からこれからの受験勉強に向けてアドバイスを伝えます。

「徹底した過去問演習を早めに行うことで現役生は確実に最後まで伸びます。しかし、過去問演習というのは覚悟がいります。ほかの選択肢を絶って、『この大学を受けるんだ』と決めることになりますから。みなさんには、まずその覚悟をもって取り組んでほしいなと思います」

いよいよ「覚悟」の一年を迎えた3年生。そして、その背中を見ながら来年に向けて準備を進める2年生。新たな挑戦が始まろうとしています。

カルペ・ディエムでは、学校様ごとのお悩みに対応した講演・講座・ワークショップをご提案&実施しております。
偏差値35から東大合格を果たした西岡壱誠をはじめとして、地域格差・経済格差など、さまざまな逆境を乗り越えた現役東大生講師たちが、生徒に寄り添って対応します。
ご相談から受け付けておりますので、お気軽にお問い合わせください。

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この記事を書いた人

東京大学では、法学を専攻。人権問題や環境問題に関心があり、学部卒業後は公共政策大学院に進学(予定)。高校時代から遅くとも22時半には就寝する、極度の朝型。趣味は、ランニング・映画鑑賞・サッカー観戦など。

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