【試し読み】一度読んだら絶対に忘れない英会話の教科書

※本稿は、牧野智一（著）『一度読んだら絶対に忘れない英会話の教科書』（SBクリエイティブ）の一部を再編集したものです。

どうして英語が得意にならないのか？

「英語ができるようになりたい」

「グローバル化」が叫ばれる今、皆さんは一度や二度はこんなことを思ったことがあるのではないでしょうか。

日本の義務教育では必ず英語というのは習いますし、高校でも大学でも、そして社会人になっても英語学習の重要度というのは変わりません。

それでもここ日本において、「英語が苦手だ」という人はあとを絶ちません。それどころか、大学受験等のために英語をしっかり勉強し、いい成績を修めた人であっても「英会話」が苦手という人は多いのです。

「英語が上手くなりたい、でもどうやって勉強すれば良いのかわからない……」、「リーディングやライティングはできるのに、いつまでたっても会話ができない……」、「会話の経験が必要なのはわかるが、いきなりネイティブと話したりするのはハードルが高い……」

本書はそういった人たちのためにこそ書かれた、画期的な英会話メソッドの本です。30年以上通訳の仕事を務めた著者による、経験から培った独自のメソッドを一から十まで解説します。

常識を打破する英語学習法

この本はまず二つの常識の打破から始まるといってもよいでしょう。その常識というのが、以下の二つです。

①英語の学習はリーディング・ライティングから始まってリスニング・スピーキングへと移行する。

②スピーキングの上達のためにはとにかくネイティブとの会話の経験を積む

日本の教育現場ではリーディングやライティングに重点が置かれ、リスニング、そしてスピーキングはその応用として後から身に付けるものになりがちです。しかし、著者はそれを真っ向から否定します。つまり、英語の学習はスピーキング、リスニングから始め、リーディングやライティングの方が後に置かれるべきということです。

そしてスピーキングの具体的な学習法についても、いきなりネイティブとの会話から始めることを著者は推奨しません。英会話には英会話なりに始める前の下準備があるのです。本書は初学者にもわかるよう、英会話を始めるために必要なステップを一から丁寧に解説します。

ここではこの本の内容をこれ以上書くことはできませんが、英語学習を志す人なら一度は手に取ってみる価値があるでしょう。先ほど述べたように、「英会話」から全ての英語学習は始まります。そして、本書を読み終えたころにはもうスピーキングへの恐怖はありません。

皆さんも「英会話」から始める画期的な学習法、試してみませんか？