オンライン個別指導塾「となりにコーチ」経営者インタビュー

メディア事業部の橋本です。

今回は、オンライン個別指導塾である『となりにコーチ』を経営されている粂原圭太郎さんに特別にインタビューさせていただきました!

同じ教育事業を展開しているカルぺ・ディエムとの違いやとなりにコーチの魅力について迫っていきます。

オンライン個別指導塾に興味のある人や、自分で勉強方法を見つけたい人、学校や塾の指導方法と合わない人におすすめです。

粂原圭太郎(くめはら・けいたろう)

京都大学経済学部卒業。
京都大学に首席で合格後、2014年から3年連続で『最強の頭脳 日本一決定戦 ! 頭脳王』 日本テレビ系 )FINALIST。小学生の頃より小倉百人一首競技かるたを始め、2019年~2021年の3年間、日本一の座「名人位」につく。

現在は論理力、記憶力、没頭力を同時に上げるエキスパートとして全国各地で講演活動も行っている。オンライン個別指導塾「となりにコーチ」の代表講師として、小学生から社会人まで受講生95.7%の成績アップに成功。「1ヵ月でTOEIC(R)550点から750点にアップ」「1年で偏差値35が70にアップし、一流大学に合格」「3ヵ月で定期テスト200位から2位に浮上」など事例多数。

2022年、一人一人の記憶の特性を診断する「認知特性」の研究者として、本田式認知特性研究所」の立ち上げメンバーとなる。学習参考書をテーマにした漫画『ガクサン』(講談社)監修者。JADP認定メンタル心理カウンセラー(R)。『科学的アプローチで勉強がとまらなくなる ストレスフリー勉強法』(ダイヤモンド社)、『京大首席合格者が教える とまらなくなる勉強法』(SBクリエイティブ)など著書10冊。

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目次

となりにコーチとは

となりにコーチはオンラインで担当の先生と生徒をつなぎ、一人一人に合った勉強法を提案しながら伴走支援するサービスです。
大きな特徴は二つあります。

オンラインならでは

オンラインを用いたサービスであり移動時間がないという特性から、数多くのメリットがあります。

22時などの遅い時間帯での実施が可能になり、部活との両立がより現実的になります。親御さんの送迎も不要であり、授業を受けたいという気持ちに対する障壁が低いです。そして、家で実施できるので、親御さんも見守りながら授業を実施することができ、安心してサービスを利用することができます。

オンラインであることから、録画を残しておけるので、さまざまなことに活用することができます。授業録画をストックして生徒さんに渡すことでいつでも見返すことができます。授業の時には理解できていたことが、授業後に全て忘れてしまうということはよく起きてしまいます。この時に、授業録画を見られることで内容を復習することを可能にするだけではなく、そのライブ感も一緒に思い出され、より鮮明に記憶として定着してくれます。授業録画があることは生徒さんだけでなく講師にとってもメリットがあります。それは、良い講師の録画を社内で共有することで、となりにコーチ内の授業の質の向上を目指すことができます。

個別最適な学びを

勉強法は大きく2つに分けられます。ひとつはみんなに当てはまる勉強法、もうひとつは個性に合った勉強法です。この両方が大事ですが、後者の一人一人に合う勉強法を見つけるのはなかなか難しいのが現状です。

この個性に合わせた勉強法を見つけるのとなりにコーチのもう一つの大きな魅力です。

方法としては、研究機関(本田式認知特性研究所)に裏付けられた認知特性診断を最初に受けてもらい、そこから、一人一人に合う勉強法を東大生や京大生の勉強法を活用しながら導き出します。そのため、面談の最初は必ず粂原さんが実施します。

粂原さんは自身の個性に合った勉強法を耳だと語っています。きっかけとなったのは、体育の授業で首を折って入院した時のこと。首を動かすことができない中、勉強法について悩んでいたところ、実況中継シリーズを用いて音声で勉強することにします。そこから、自分が耳を用いた勉強があっていると気づいたのです。その経験から、自分に合っていない勉強法でつまらないのは当たり前だと語ります。自分のことは自分がよくわからないからこそ、コーチにお願いしてみるのが良いかもしれません。

なぜ塾を立ち上げようと思ったのか

小学校の頃から、日常的に友人や妹さんに勉強のことを聞かれて答えていたと語る粂原さん。高校の時に、友達に化学を教えた際にその教えた友人の方が自分よりも良い成績をとったことをきっかけに、教えることの楽しさに気がつき始めます。

勉強法「オタク」である粂原さんは中高の時から勉強法の本を読み漁っていました。その過程で、勉強はやり方さえあっていれば誰でも成長できるのではないか、と考えるようになります。

この2つの要素がかけ合わさった結果、大学1年生の時に勉強法の塾をやろうと決心し、それが今のとなりにコーチとなります。オンラインは最初はこだわりがなかったそうですが、京都大学に進学した粂原さんは、地元の群馬の生徒さんに教えていたため、自然とオンラインの形態になったそうです。

そして、この塾の立ち上げの背景には、勉強が楽しいと感じる粂原さんの思いが込められているように感じます。

知的好奇心が満たされるという点と、努力がかなり正確に報われる感覚という点が大きな理由として挙げられます。

その最初の気づきは九九を習った時だと話します。九九を覚えたところで、これを逆に早くやってみようと考え、実際に練習します。母親と練習し、学校でそのスピードで1番を取れた時に、できないことができるようになった達成感を実感しました。まさに、自分の知らないことを知ることができるという感覚と、努力に見合う成果を得られた経験が源泉にありました。

今後の展望について

今後の展望について伺ったところ、「完全個別塾なので、仲間と切磋琢磨しながら頑張るのが難しいのが、となりにコーチの課題だ」と粂原さんは話します。

生徒同士のコミュニティや担当じゃない先生とのつながりを持つ機会は現状ほとんどありません。となりに誰かがいることで、自分も頑張らなければならないと焦りを感じることができます。担当以外の先生と会話することで、新しい知見や担当の専門ではない分野についてのより深い理解を得ることができます。

今後は、上記の課題を改善する方向で更なる進化を目指しつつ、認知特性の分野の知見を用いて、百人百通りの勉強方法が実践できるように個別最適な部分をより強化していきたいと語ってくださいました。

終わりに

粂原さん自身の経験であることに加えて、学術研究に裏付けられたことがこの塾の魅力を大いに引き出しているように感じました。1人の経験だけでは説得力が足りませんが、学術研究の成果だけでは、実践で本当に役立つのか不安になります。そのどちらもが満たされているからこそ、となりにコーチには多くの生徒さんが惹かれ、それぞれが望む将来を掴んでいるのですね。

粂原さん、お忙しい中取材させていただきありがとうございました!

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公式サイトにて、カルぺ・ディエムが提供している具体的なサービスを紹介中!

カルペ・ディエムでは、学校や保護者のみなさまが抱える懸念やニーズに応える形で、講演・講座・ワークショップを提案し、それらを実施しております。

生徒の皆さんの大学選びや学部選びのワークショップ、モチベーション向上を目的とした講演、独自の探究学習授業、長期休暇中の学習合宿、難関大学合格を目指した通年プロジェクトなど、さまざまなプランをご用意しております。

私たちの講師は現役東大生で 偏差値35から東大合格を果たした西岡壱誠をはじめ、地域格差や経済格差などの多様な逆境を乗り越えた講師たちが、生徒の皆さんに寄り添って全力でサポートいたします。

ご質問やご相談だけでも結構ですので、お気軽にお問い合わせください。

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この記事を書いた人

東京大学では教育哲学専攻。小学校でのボランティアの経験から学校教育のあり方について模索している。趣味は旅行とドライブ。最近は高遠そばのねぎを普通は食べないことを知り、衝撃を受けた。

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