武蔵野大学高等学校1年生アカデミックマインド育成講座第1回

カルぺ・ディエム講師の西岡講師(経済学部4年)と橋本講師(教育学部3年)が、2023年11月2日に武蔵野大学高校の1年生を対象に「アカデミックマインド育成講座」という講演会・ワークショップを開催しました。

アカデミックマインド育成講座とは、「自分で考える力」を育む講座です。

AIなどさまざまな技術が発達する中、これからの世代に求められるのが「思考力」です。共通テストや大学入試でも「自分で考える力」が試されるようになっています。本講座では、現役東大生と一緒に「身の回りにあふれる疑問」と「五教科の勉強」を結びつけた課題に取り組み、自ら問いを立て、仮説を作り、検証する一連の思考法「アカデミックマインド」の獲得を目指します。

勉強がより楽しく、身近な存在になるだけではなく、獲得した思考法を大学受験の問題に応用していく講座です。

今回は、第10回にわたるアカデミックマインド育成講座の最初の講義でした。

本記事では、イベントの様子を実際に講義を担当した講師の橋本が授業の様子をお伝えします!

目次

問いを立てるとは?

アカデミックマインド講座の初回授業、どんな内容なのか教室にはちょっとした緊張が漂っています。

「講師の西岡と橋本です。よろしくお願いします!」

そう挨拶して自己紹介を始める2人。生徒さんの興味は講師の自己紹介へと集まります。

「今の自己紹介、違和感あった?」

自己紹介も終わり、そろそろ講義が始まると思って気を引き締めていた生徒のみなさんに橋本は声をかけます。生徒のみなさんは予想だにしていなかった質問・聞いたこともない質問に目を丸くします。

橋本「どう?何か感じたことある?」

生徒さん「文化祭で屋台やっていたと言うのはエピソードとして弱いなと思いました。」

こんな手厳しい意見ももらいましたが、伝えたかったことはそうではありません。

実は橋本は自己紹介の時間に、スライドに書いてあることについてほとんど言及しませんでした。

つまり自己紹介スライドに書いてあることが結局何なのか知らないまま次の説明に移ってしまったのです。でも、初めて会った人ですから知らないことだらけです。

例えば、教育学部ってどんなところ?この写真はどこで撮った写真なんだろう?文化祭でやっていた屋台は何を出していたんだろう?

自己紹介一つとっても「問い」はつきません。

橋本自身も生徒のみなさんにたくさんの「問い」を感じました。

「今日の講義を通して、普段の生活の一場面一場面に問いを投げかけるようになっていってほしいと思います。」

普段の勉強に問いを立ててみよう!

橋本から変わって、西岡が話し始めます。

前に映し出されたスライドには漢字が大きく書いてあります。

「みんな、この漢字(悶)の部首は『門』と『心』どっちでしょう?」

生徒のみなさんは近くに座っている人と話しながら悩みます。

部首なんか考えたことない、門も心もよくみる部首だからどちらもありそう、などさまざまな声がでます。

「漢字って確か、元の漢字と同じ読み方する方がつくりだったよな、そうすると、、」

中には答えにたどり着いている生徒さんも。

「答えは『心』だ。」

西岡から正解が出されました。

「ほら、問いを立てるのって大事だし、楽しいな!」

そう生徒さんに伝え続けます。

問いを立てて終わりにしない!

今回は、普段生きていて見逃してしまうさまざまな疑問について考えていきました。そこで考えた問いはそのままにしてしまうと非常にもったいないです。

次回は、自分で立てた問いに対してどのように仮説を立てていくのか、考えていきます。

すぐにネットで調べてしまうのではなく、自分で考える段階を挟む。そうすることで思考力はより鍛えられていきます。

そして何より、その過程を挟むことで学ぶことへの楽しさは増幅されていきます!

自分で立てた問いに対してどのように仮説を立てていくのか、一緒に考えていきましょう!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

東京大学では教育哲学専攻。小学校でのボランティアの経験から学校教育のあり方について模索している。趣味は旅行とドライブ。最近は高遠そばのねぎを普通は食べないことを知り、衝撃を受けた。

目次