浪人の成功率を上げる方法
さて、ついに浪人してしまった皆さん。まずは一年間お疲れさまでした。長い人生、そういうこともあるでしょう。これからも臥薪嘗胆の日々が続きます。あなたの選択は「若い時分の一年間を代償として、受験のギャンブルにもう一度手を出す」ことです。なぜ自分が勉強しているのか、頑張っているのか、何をすべきなのか。すべては、今の思いにこそ答えがあります。浪人することを恥じないでください。そして、浪人することに甘えないでください。浪人してしまった人が成功するためには、実力を磨き続けるしかない。一度落ちてまったことに甘んじず、常に牙を研ぎ続けるようにしてください。

浪人成功率の最新データ
浪人生の第一志望の合格率は、10%前後だと言われています。 近年の大学受験では、国公立か私立か、あるいは文系か理系かなど、志望校や学部によって合格率は大きく異なるといわれています。とくに国公立大学の難関校は浪人生の合格率が上昇傾向にある一方、私立大学については推薦枠の拡大などの影響もあり、現役合格の比率が増えているケースも見られます。また、2020年度以降は共通テストへの移行や大学入試制度の改革が進んだことにより、受験生全体の学習スタイルが多様化し、浪人生に有利な教科・科目選択の傾向が変化している点も注目に値します。
志望校の過去数年の合格実績や偏差値帯をしっかり把握して、自分のレベルや目標に照らし合わせた現実的な計画を立てることが、浪人成功率を上げる第一歩といえるでしょう。
成功率が高い勉強方法
➀浪人中の効果的な勉強法
浪人中の効果的な勉強法は、すなわち基礎から学びなおすことです。浪人生の一番の弱点こそ基礎。一年間勉強しているのだから、自分には基礎がしっかり身についていると思いがちなのです。しかし、本当に基礎が身についているでしょうか。自分の共通テストの点数や、各大学の入学テストでの得点を見直してみると、思わぬ苦手分野が浮き彫りになるかもしれません。そこを徹底的に洗い出し、基礎固めの復習に時間を割くことが結果的に合格への近道になります。特に共通テストは基本事項への理解度を問われる問題も多いため、浪人スタートの時期にしっかりと基礎力を養成するのが鍵です。
せっかく一年あるのですから、春くらいは基礎固めから始めましょう。夏以降は一気に応用問題や過去問演習にシフトし、学習の優先度を見極めながら進めると効率よく得点力を伸ばすことができます。加えて、合格率を高める学習法としては、まず過去問分析が欠かせません。志望校の入試傾向を理解したうえで、苦手分野を徹底的に洗い出し、同じミスを繰り返さない仕組みを作ることがポイントです。さらに、こまめに復習を組み込むことで知識の定着度を高め、計画的に模試を受けて実力を数値化すると、勉強のモチベーションを維持しやすくなります。
過去問の効果的な使い方はこちら

予備校や塾を活用した場合、成功率は上がる?
浪人生が高い合格率を狙うためには、予備校や塾、あるいはオンライン教材を活用する選択肢も有力です。大手予備校では現役合格者数に加えて、浪人生の合格実績も詳細に公表しているケースが多く、サポートの質や講師の指導レベルが高いほど、合格率アップに直結しやすいというデータが報告されています。一方で、費用や通学時間の問題もあるため、地域や家庭の事情によってはオンラインの映像授業や個人指導型の塾を検討するのもいいでしょう。成功例としては、集団授業と個別指導を組み合わせて効率的に苦手科目を克服し、オンライン教材でインプットしながら週に一度の対面指導で定着度を確認するなど、自分の学習スタイルを最大限に活かして合格をつかんだ浪人生の事例が多く見受けられます。

②費用・時間管理を徹底する
浪人生活を始める前に、予備校代や生活費などの費用を試算し、家庭の経済状況に照らし合わせて現実的なプランを立てることが不可欠です。場合によってはアルバイトを検討する人もいますが、長時間労働は学習時間を圧迫するため、週数時間程度に留めるなどの慎重な検討が必要でしょう。経済的負担を軽減したい場合は、奨学金や教育ローン、自治体の給付金制度などを調べ、保護者や進路指導の先生とも相談しながら計画を組むのがおすすめです。
時間管理の面では、学習アプリやタイマーを活用して日々の勉強時間を可視化し、進捗を記録することで必要な勉強量が明確になります。こうした管理を徹底することで、スケジュールが狂いやすい浪人生活でも計画通りに学力を伸ばすことが可能になります。
③メンタル・セルフモチベーションを維持する
浪人生活では孤独感や焦りからモチベーションが下がりやすいのも事実です。そこで勉強日誌や学習管理アプリを使い、毎日どんな学習をしたか、どれだけ進んだかを記録しておくと自分の成長が見えやすくなり、やる気を維持しやすくなります。また、週に一度は模試や過去問演習の結果を振り返り、弱点を洗い出す時間を設けると達成感と課題点の両方をバランスよく把握できます。
もし一人での学習に限界を感じるようであれば、カウンセリングやコーチングなど外部の力を借りるのも有効な手段です。定期的に第三者と面談することで、自分の弱点や学習計画のズレに気づきやすくなり、浪人中のメンタルヘルスを安定させる一助となるでしょう。 あなたの心は、夏休み頃に揺らぎます。夏になると、自分の同級生たちが遊び呆けている様子がSNSを通じて目に入ってくるからです。そうした様子を見れば見るほど、遊びたくなるでしょう。しかし、ここで折れてしまっては、成功できるはずもありません。夏や冬など、世間がイベントに浮かれる時期には、あえてスマートフォンを封印するとかSNSアプリを削除するといった対処法を取ればよいかもしれません。
モチベーションを上げるコツは、とにかく勉強を続けることです。勉強を途切れさせると、正気に戻ってしまいます。狂気的な意欲をもって机にかじりつき続けることこそが、浪人成功の秘訣でしょう。落ちてしまったらどうなるかを徹底的にシミュレートするのも一つの手です。家業を継ぐにしても、就職するにしても、自分の選択肢を狭めたくないという強い思いがあるなら、失敗のイメージがガソリンになってくれます。
モチベーションの維持についてはこちらの記事もご覧ください。

④講演・ワークショップの導入
どうしても一人では学習計画が組めずに迷ってしまう方や、メンタル面でのサポートを必要とする方には、外部講師やカウンセラーによる講演・ワークショップを取り入れるのも一つの方法です。実際に、予備校や高校で開かれるセミナーを活用して、学習効率やモチベーションが飛躍的に上がったという事例は少なくありません。 生徒の皆さんの大学選びや学部選びのワークショップ、モチベーション向上を目的とした講演、独自の探究学習授業、長期休暇中の学習合宿、難関大学合格を目指した通年プロジェクトなど、さまざまなプランをご用意しております。
大学受験を有利に進めるための浪人計画
浪人生の第一志望の合格率は、10%前後だと言われています。ここからは、成功率を上げるために、どのような勉強をすべきかを考えましょう。まず、前提として浪人しているのですから、遊びに行くとかリラックスするとか、そうした邪念や雑念を捨ててください。本当なら働いていてもおかしくない年齢なのに、無理を言って勉強させてもらっている身分なのです。社会人が朝から晩まで働くように、浪人生は朝から晩まで身を粉にして勉強し続けるべきでしょう。
志望校に合わせた浪人スケジュールの組み方
とにかく勉強し続ける以上のことはありませんが、成功を念頭に置くのであれば夏休みあたりまでには模試でC判定くらいはとりたいところです。まずはここでC判定をとることを目標に進みましょう。
次に気を付けるべきは10月や11月頃の模試。ここではB判定~A判定をとりたいところですが、現役生の伸びは後半にやってくる点を忘れてはいけません。たとえその時期にA判定を取れたとしても、試験本番では現役生が大きく伸びているかもしれないという前提で、最終盤まで計画的に勉強する必要があります。
浪人生が注意すべき大学選びのポイント
浪人するにあたって、「せっかく浪人するんだから、志望校をひとつレベルアップさせよう」なんて考えていませんか。あなたは一年前の自分の様子を忘れたのですか。思い出してください。あなたは、今自分が「レベルが低い」と切り捨てたその大学を受験して、見事に入学拒否されているわけですよね。では、あなたはその元第一志望の大学を本当に「レベルが低い」と切り捨てられるほどの学力があるのでしょうか。浪人したからと言って、実力が劇的に伸びるとは限りません。
志望校の選択肢を広げる
併願校や学部選択の幅を広げることは、浪人生活のリスクを分散させる意味でも重要です。第一志望校だけに執着しすぎると精神的に追い詰められやすくなりますが、複数の大学・学部に関心を持つと、結果的に視野が広がり新たな可能性を見つけられることも少なくありません。志望校のレベルだけではなく、学べる分野や就職実績、キャンパスの立地など多角的な視点で検討してみてください。
学部の選び方を東大生が開設した記事はこちら

新学部・新設大学への注目
近年は社会や産業構造の変化に合わせて、新設の学部や大学が次々と登場しています。AIやデータサイエンス、観光学やグローバルビジネスなど、時代のニーズに即した学びを提供するプログラムが増えているため、受験生にとっては新たな可能性を探索する絶好の機会です。まだ知名度が高くない分、倍率が比較的低い場合もありますし、特色あるカリキュラムで就職に有利なスキルを身につけられる場合もあります。興味を持ったら公式サイトや説明会をチェックして、最新の受験情報や学生生活の実態をリサーチし、より自分に合った大学選びを目指しましょう。
浪人後の進路選びのための情報収集方法(大卒と高卒の年収の差という現実)
ここまで浪人はろくなものではないと語ってきました。ただし、将来のために浪人する選択を、私は尊重します。そもそも、大卒と高卒では生涯年収に数千万単位の違いが生まれることがわかっています。平均年収で見てみると、大卒の年収が500万を超えるときでも、高卒の平均年収は300万ちょっとだったりします。年収200万の差は大きい。月当たりにして15万以上変わってくる場合もあるでしょう。もちろん、手取りにするともっと差は少なくなりますが、あなたの浪人という選択肢は、将来の手取りを大きく引き上げる可能性につながるのです。これが東大や京大、早慶などの一流大学になったら、大変なことです。卒業生の平均年収が1,000万近いような大学もあります。平均がそれだけあるということは、それ以上稼いでいる人がゴロゴロいるということです。
そのため、浪人を決断したならば、高卒と大卒でこれほど収入の差が生じる可能性があるという現実をきちんと認識しておくべきです。自分の人生設計を具体的にイメージするためにも、大学の学費や奨学金制度、就職状況やキャリアパスを早い段階から把握しておくと、受験勉強に対する本気度も変わってくるはずです。
浪人を悩む高校生に向けた成功事例
浪人を経験して大学合格した先輩の声
浪人を経験して大学に合格した人は、みんな揃って「浪人してよかった」と言います。それは、浪人することによって、現役で合格していたらできなかったような経験ができたからです。みなさんは、自分のペンが走らなかったら人生が詰んでしまう感覚を味わったことはありますか。自分の脳みそが回転しなければ、一年以上積み上げたものがすべてパーになってしまう。そんな修羅の道を歩んだことはあるでしょうか。修羅場を経験すればするだけ、人間には度胸が付きます。浪人を成功させることができれば、大抵の物事には動じなくなるでしょう。だからこそ、覚悟をもって歩むべき道です。
まとめ
浪人は大きなリスクを伴う選択肢です。安易に考えるべきものではありません。現役生の時点から浪人を視野に入れている人は、間違いなく受験に失敗します。その受験では心がすでに負けている。そんな人を入れるほど、入試は甘くありません。戦いの場にいることを忘れている人に勝利はもたらされない。
ただし、どうしてもやり直したい思いがあるのであれば、浪人することもいいでしょう。その浪人は、あなたの覚悟だけではなく、あなたを支援してくれる親や兄弟、保護者の皆様の覚悟と熱意があってこそ、もたらされているひと時の幸運であることを自覚しましょう。本来であれば、文句をたれずに働かなくてはいけないところを、情けで勉強させていただいているのですから、感謝するのは当たり前です。
そうして、もしもあなたが浪人生活を成功させたのであれば、今度はあなたが恩を返す番です。これまで支えてくれた周りの人に、無上の感謝をもって報いましょう。
繰り返しますが、浪人は覚悟ができていないならすべきではない。浪人するしないの前に、本当に悪魔と契約する覚悟ができているか、もう一度確認してみましょう。
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