【学期末事業レポート】2025年度駿台予備学校 東大特化学習支援

カルぺ・ディエム講師の 亀田(東京大学大学院1年)が、駿台予備学校の高卒(浪人生)クラス在籍者を対象に 「東大特化学習支援」の講義を開催しました。

東大特化学習支援とは?

駿台予備学校 お茶の水校3号館とカルぺ・ディエムが共同で行う、オプション講座です。

東大志望者に向けて、学習方法・スケジュール管理・モチベーション向上の講義など、学習効果を増大させるような勉強法・マインドセットなどをお伝えしています。

目次

講義詳細

東大特化学習支援は、前期後期13回ずつの計26回で構成されており、各講義ごとにテーマを定めてそれについて現役東大生・難関大生が講義をするという形で実施されています。

初回講義では、「科目ごとの効果的な復習の方法」「目標と計画の立て方」について、講師がそれぞれ自身の経験談を踏まえて講義を行いました。初回でこのテーマについて講義を行うことで、今後の勉強の軸になる「授業の復習」と「計画的な勉強」を生徒さんに定着させることを目的としています。

授業の復習については、実際に駿台御茶ノ水三号館で浪人を経験した亀田講師が、自身が浪人していた時に行っていた復習用のノートの作り方をもとに効果的な復習について講義を行いました。

そして、「予習復習」だけではなく「目標と計画」もまた重要です。勉強は積み上げていく営みですが、どうしても時間が足りなくなる受験勉強においては、「いつまでに、どこまで積み上げるか」「各科目、何をどの程度積み上げるか」「その高さまで積み上げるには、どのようなアプローチが有効か」など、ある程度の計画性が必要になるからです。

同講義では、東大合格を十分に達成できるような勉強の進め方を考えるために、年・月・週の3つの単位で勉強の目標と計画を立ててもらい、目標達成までのタスクを分割して計画に落とし込んでいくようお伝えしました。また、その際に「計測可能かどうか」「達成可能かどうか」などの、計画立案の上で気をつけるべき指標を掲げ、目標達成をより可能なものとする計画の立て方について講義しました。

続く第7,8回講義では、夏に控える「共通テスト模試」及び「東大実戦模試」を見据えた勉強法をお伝えしました。夏期の模試の結果は、それ以降の勉強の指針となるだけでなく、志望校をも左右する非常に重要なものです。

そこで、本講座では特に受験生がつまづきやすいと思われる「過去問の使い方」「より得点を期待できる記述法」「問題ごとの時間配分の決め方」に注目して講義を行いました。

特に、第7回講義「東大形式の問題の対策法①(国語・英語)」での青戸講師による英語の講義では、「答案作成後の推敲が必要な大問とそうでない大問」という基準で解く順番を決めるという時間配分の決め方や、年度に応じた過去問の使い分けについての話がありました。

こうした実戦模試に向けた勉強法は、実戦模試に向けて対策をしていく上でとても参考になると多くの生徒さんからご好評を頂きました。

また、この東大学習支援では、勉強法だけでなく受験後の生徒さんの人生も見据えた講義も行っております。例えば、第10回講義「併願校&私大の選び方」においては受験生にとって重要な選択である併願校選びについての講義を行いました。

本講義では、複数の講師を招き併願校選択で意識していたこと、そして実際にどの大学を併願したか詳細に講義してもらいました。さまざまな併願校の志願例とその志願動機を生徒さんに提示することで、併願校選択を支援できるように講義を設計しました。

特に、複数の講師に共通していた、東大入試と形式の近い私大を受験するという話は、多くの生徒さんから「併願校選択が東大入試対策にもつながると知れた」「併願校を選ぶ根拠を考えるのが大事だとわかった」と納得のコメントを頂きました。

生徒さんのコメント

ここでは実際に東大特化学習支援を受講してくださった生徒さんのコメントを一部抜粋してご紹介致します。

EX理系の生徒さん「前期の予習復習を基本とした計画の立て方と、科目別の予習・授業・復習で大事なことを教えていただいて、今後の学習への計画を立てられた。」(第1回講義/合格する浪人生の予習・復習のやり方)

EX理系の生徒さん「数学は点数を伸ばしたいので実力の上げ方や情報の使い方などを知れて有意義だった。英語は速読とリスニング練習をしてさらに完璧に近づけたいと思った。」(第3回講義/共テの対策法①(数学・英語))

文系の生徒さん「つい適当に流してしまっていたこと(前後の意識、情報の取りこぼしなど)を言語化できたので、次回から問題を見たときに意識できると感じた。」

おわりに:亀田講師より

私は受験生時代、駿台予備学校で浪人しており、その際に「勉強法とか、試験を受けるにあたっての時間配分とか、目標の立て方とかを教えてくれて、しかも気軽に質問できる大学生とか居たらいいな」と思ったことがありました。

予備校では数学とか英語とかの授業は行われるけど、「正しい目標の立て方」や「東大形式の試験の際に気をつけること」、「モチベーションの維持方法」などを教えてくれる人って、身近にはあんまり居ないと思います。

だからこそ本プロジェクトでは、浪人を経験した東大生はもちろん、各科目で飛躍的な成長を遂げて合格した東大生・難関大生たちが、自分たちの経験を元に「受験生時代に教えてもらいたかったこと」を生徒さんへ伝えることを大事にしています。

「数学のケアレスミスが減らない…。」「勉強の計画を立てるだけで満足してしまう…。」といった、なかなか一人では解決の難しい悩みも、この講義では広く取り扱っていきますので、ぜひご参加下さい。一緒に東大合格を目指しましょう!

駿台予備学校の公式サイトはこちら

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公式サイトにて、カルぺ・ディエムが提供している具体的なサービスを紹介中!

カルペ・ディエムでは、学校や保護者のみなさまが抱える懸念やニーズに応える形で、講演・講座・ワークショップを提案し、それらを実施しております。

生徒の皆さんの大学選びや学部選びのワークショップ、モチベーション向上を目的とした講演、独自の探究学習授業、長期休暇中の学習合宿、難関大学合格を目指した通年プロジェクトなど、さまざまなプランをご用意しております。

私たちの講師は現役東大生で 偏差値35から東大合格を果たした西岡壱誠をはじめ、地域格差や経済格差などの多様な逆境を乗り越えた講師たちが、生徒の皆さんに寄り添って全力でサポートいたします。

ご質問やご相談だけでも結構ですので、お気軽にお問い合わせください。

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この記事を書いた人

教育事業や出版事業での取り組みを様々な媒体を通して発信しています。自社メディア「カルペディア」では、「人生を”ちょっと”前のめりに」をテーマに、教育・学習を取り巻く様々な疑問・関心について記事を掲載しています。

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