文科省、「いじめ重大事態」の調査に関する指針を初めて改定

文科省、「いじめ重大事態」の調査に関する指針を初めて改定
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平成29年の策定以来初めての改定

文部科学省は8月30日、「いじめ重大事態」の調査に関する指針を改定しました。対応の遅れや、説明不足による保護者らとのトラブルが後を絶たないことから、学校などの対応を明確化したもので、調査委員会メンバー選定での中立性確保の考え方や、初動の在り方などを整理しました。改定は平成29年の策定以来、初めてのことです。

いじめ防止対策推進法は、いじめで子供の心身に重大な被害が出たり、長期欠席したりするケースを重大事態と定義しています。学校には文科省や自治体への報告が義務付けられており、速やかに事実関係を調べ、被害者側に適切な情報提供をしなければならないとされています。令和4年度に発生した重大事態は、過去最多の923件でした。

新しい指針では、保護者らと共通理解が図れるよう、調査を開始する前に行う説明の手順や内容が記載されています。また、平時からの体制構築を図り、全ての教職員の理解を深めるよう求めています。

産経新聞「文科省がいじめ調査指針を改定 重大事態の対応明確化、初動の在り方など整理」産経ニュース、2024年8月30日(最終閲覧日:2024年9月2日)

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この記事を書いた人

東京大学法学部卒。司法試験の勉強をしていたはずが、いつの間にか麻雀プロになっていた。日本プロ麻雀協会に所属。初恋の相手はイーサン・ハント。映画鑑賞、スポーツ観戦、料理が好き。

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