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特別支援教育を受ける児童生徒は10年前と比べ倍増
文部科学省は9月6日、障害のある国公私立の小中高校生で、通常学級に在籍しながら必要に応じて別室などで授業を受ける「通級指導」を利用した児童生徒が2022年度に19万8343人に達し、過去最多を更新したという調査結果を公表しました。この調査には、今年1月に発生した能登半島地震の影響を考慮して、石川県については国立を除いて調査は行われませんでした。
通級の児童生徒の8割は小学生ですが、人数の伸び幅は中高生が大きくなりました。高校での通級は18年度に始まり、利用生徒は508人でしたが、22年度は2055人に増えました。通級する児童生徒の障害の種類は「言語障害」「ADHD」「自閉症」がそれぞれ2割超を占め、弱視、肢体不自由、病弱はそれぞれ1%を下回りました。
通級の児童が在籍する小学校は公立小全体の約8割を占める一方で、公立中は50%、公立高は11%にとどまります。義務教育段階の児童生徒数は直近10年間で1割減り、23年度は941万人となりました。通級を含む特別支援教育を受ける児童生徒は約64万人で、10年前と比べ倍増しました。その中でも特に通級の伸びが大きくなっています。
福祉新聞「『通級』の障害児20万人 文科省、22年度調査」福祉新聞WEB、2024年9月21日(最終閲覧日:2024年9月24日)