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生徒数・教室数の増加に対応しきれず
文部科学省は3月26日、公立特別支援学校における教室不足調査の結果について公表しました。調査は都道府県及び市区町村立の全ての公立特別支援学校1,118校を対象に行われ、全国で3,359教室が不足していると判明しました。
公立特別支援学校の児童・生徒数は年々増加しており、令和5年度は前年度から2,750人増の147,608人となりました。これに伴い学級数も増加していて、前年度から461学級増の36,939学級となりましたが、使用する教室が不足しているという問題があります。
最も教室が不足していたのは東京都(558教室)で、次いで大阪府(370教室)、千葉県(263教室)、埼玉県(189教室)と続きました。足りない教室は特別教室や管理諸室を転用したり、仮説の建物を使用したりして補われているとのことです。
文部科学省「公立特別支援学校における教室不足調査の結果について(令和5年10月1日現在)」2024年3月26日(最終閲覧日:2024年3月26日)