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女子比率は科類ごとに偏りがある
東京大学は3月10日、令和6年度(2024年度)前期日程試験及び外国学校卒業学生特別選考の合格者を発表しました。9432人が志願し、2993人が合格しました。発表によると、合格者のうち女子は19.4%で、過去最高だった昨年より低下しました。現役生比率は73.3%で、4年連続70%を超えました。
東京大学では大学入学共通テストの成績を110点満点に換算し、440点満点の筆記試験を合わせた550点満点で合否を決めました。理科三類は27日に面接試験も行いました。東京大学は新型コロナウイルスが流行した2020年以降、本郷キャンパス内の掲示での合格発表は取りやめており、今年もインターネットのみの発表となりました。
科類別の合格最低点は、文科一類が約331.0点、文科二類が約332.2点、文科三類が約331.1点、理科一類が約326.2点、理科二類が約314.1点、理科三類が約380.5点でした。
科類ごとの女子比率には大きく差があり、文科一類が28.4%、文科二類が17.7%、文科三類が38.2%、理科一類が8.4%、理科二類が20.1%、理科三類が21.4%となりました。文学部等への進学が多い文科三類が比較的高い半面、工学部・理学部等に進む理科一類が際立って低くなっています。
高校生新聞ONLINE「東大入試2024 合格者2993人を発表 女子比率は19.4% 現役比率は今年も7割超、理三は84.7%」2024年3月10日(最終閲覧日:2024年3月11日)