品川区、区立小中学校の学用品を所得制限なく完全無償化へ

品川区、区立小中学校の学用品を所得制限なく完全無償化へ
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書道用具や絵の具、学習ドリルまで完全無償化

東京都品川区は、2024年度(令和6年度)品川区当初予算案において、区立小中学校の学用品の完全無償化を行うと発表しました。所得制限は設けず、書道用具や絵の具などの補助教材費をすべて区が負担します。学用品の完全無償化は全国的にも珍しく、都内では初の試みとなります。

無償化の対象となるのは品川区立の小・中学校および義務教育学校で、該当する児童・生徒は2万人以上にのぼるとされています。無償化される学用品には、書道用具や絵の具、裁縫セット、学習ドリルなどが含まれます。学年ごとに1人あたりの負担額(1万1,000円~3万9,000円)を設定し、児童・生徒数に応じた一定の金額を各学校に公費として交付し、各学校が必要な補助教材を選定して購入します。予算額は5億4,940万円規模となります。

物価高騰の影響を受けて学校教育における家庭の費用負担が増加している状況を踏まえ、学用品を無償化することで家庭の負担を軽減させ、子育てしやすい環境整備につなげることを目指します。そのほかにも品川区では、品川区児童相談所の新規開設、未就園児の定期預かり事業実施の大幅拡充、希望者全員を対象とした産後ケア事業メニューの大幅拡充などを掲げています。

ReseEd「品川区、24年度より区立学校の学用品無償化…所得制限なし」ReseEd、2024年2月1日(最終閲覧日:2024年2月1日)

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この記事を書いた人

東京大学法学部卒。司法試験の勉強をしていたはずが、いつの間にか麻雀プロになっていた。日本プロ麻雀協会に所属。初恋の相手はイーサン・ハント。映画鑑賞、スポーツ観戦、料理が好き。

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