震災の経験から「みんなが助かる防災」を
大阪府高槻市の関西大学初等部は、2月9日より防災ブック『やってみた!いのちを守る64の防災活動:小学生の体験レポート+専門家のアドバイス』(株式会社さくら社)を発売します。
2018年の大阪府北部地震を1年生時に経験した関西大学初等部の6年生は、その経験から「みんなが助かる防災」をキーワードに探究学習「災害被害≒0プロジェクト」を展開。南海トラフ大地震の被害を限りなく0に近づけていくことを目的に、身近な家族や友達だけではなく災害時要配慮者である障がいのある人や外国人など、様々な視点で学習に取り組んできました。書籍の出版にかかる初期費用調達には、児童の発案によりクラウドファンディングを実施し、2カ月という短期間で目標額を達成しました。
防災研究の第一人者である河田惠昭社会安全研究センター長をはじめとする大学教員の協力のもと、地震が「起こる前」・「起きた時」・「起きた後」のそれぞれの場面において、必要な物やとるべき行動などを分かりやすく紹介。関係自治体や熊本地震経験者、震災国であるネパールの人たちへのインタビューを通して、感じ、考えたことを子どもたちの視点でまとめた一冊となっています。
本書の出版を記念し、2月3日に高槻ミューズキャンパスで行われる第13回関西大学初等部研究発表会において、児童が書籍紹介プレゼンテーションを実施します。また、2月4日には梅田キャンパス内TSUTAYA BOOK STOREにて、子どもたちによる「防災ブック」先行販売イベントが行われます。
紀伊民報「◆関西大学初等部6年生が『みんなが助かる』ための防災ブックを出版◆小学生が本気で取り組んだ2年間の防災活動成果を全国に届ける」ニュースAGARA、2024年1月29日(最終閲覧日:2024年1月31日)