【共通テストまで残り100日】残りの100日間で100点上げる!共通テスト!

皆さんこんにちは!
教育事業部の永田です。暑くなったり寒くなったりと天気が不安定な日々ですが、いかがお過ごしですか?
特に受験生の皆さんは、受験本番への準備は進んでいますか?

実は今日、10月10日は今年度の共通テストのちょうど「100日前」の日なのです。つまり、100日後に皆さんは共通テスト本番に挑んでいる、ということになります。

ということで今回は、題して「共通テスト100日前特別記事」。ここから残り100日間で点数を「100点」アップさせるための勉強の仕方やテクニック、コツを一挙公開したいと思います!今年大学受験をする人には必見の記事になっていますので、ぜひ皆さんお読みください!

目次

そもそも「共通テスト」とは

さて、100点アップのための方法をお伝えする前に、そもそも「共通テスト」とはどのような試験なのかについておさらいしましょう。

共通テストとは、正式名称を「大学入学共通テスト」と言い、大学入学を目指す高校生や浪人生、社会人の方を対象に、全国一斉に実施される試験です。例年1月中旬の土曜、日曜の2日間で行われ、毎年50万人近くの受験生が出願をしています。大学にはそれぞれ「個別試験」というものがありますが、その試験とこの共通テストの点数を合わせて合否を判定する大学が多いため、受ける大学に関わらず受験生は基本的にこの共通テストに挑んでいるのです。

今回は「100点アップさせる」ということなので、そもそも何点満点なの?と思った人もいるかもしれません。ここからは、共通テストの配点についてお伝えします。

まず、共通テストの出題科目は、

「国語・地理歴史・公民・数学・理科・外国語・情報」

の7教科で構成されています。この中で、自分の志望大学や文系、理系の区分に応じて必要な科目を受験することになります。例えば、東京大学をはじめとする国公立大学の理系受験者であれば、多くの場合

教科「国語」から科目「国語」を、教科「地理歴史」「公民」の中から好きな1科目を、教科「数学」から科目「数学Ⅰ・数学A」を、教科「理科」の中から好きな2科目を、教科「外国語」から科目「英語(リーディング、リスニング)」を、そして教科「情報」から科目「情報Ⅰ」をそれぞれ選択して受験することになります。

僕の受験生時代の選択科目は「地理歴史・公民」が「世界史」、「理科」が「物理」「化学」であったため、その例に合わせると配点は以下の通りになります。

「国語」:200点
「歴史総合、世界史探究」:100点
「数学Ⅰ、数学A」:100点
「数学Ⅱ、数学B、数学C」:100点
「物理」:100点
「化学」:100点
「英語リーディング」:100点
「英語リスニング」:100点
「情報Ⅰ」:100点
合計:1000点

文系の受験生であれば、社会と理科の配点が入れ替わることになりますが、合計点数は同じく1000点です。この1000点満点の中で、今から100点上げるということを今回は目標にしているのです。

これは余談ですが、共通テストは科目数が非常に多く、自分でそれを一つずつ選択することが必要になります。学校で科目が決められている人もいるかもしれませんが、実際に出願する際にはきちんと科目の組み合わせや、第一選択科目を何にするかなどを自分自身で確認することになります。

特に、今年度(2025年)の共通テストからは科目の名前が変わったり、選択方法が変わったり、制限時間が変わったりと変更点が非常に多いので、受験直前に慌てることがないように、今のうちから受験方式や配点などを確認しておきましょう!

「100点」を分解しよう

さて、ここからは具体的に「どのように100点上げるか」についてです!

大変申し訳ないのですが、全ての科目について考えていてはキリがないので、ここからは僕の受験科目を例に挙げて紹介します。教科は違っても、目標の立て方や進め方は同じなので、ぜひ参考にしてください!

さて、受験100日前の今日、皆さんの点数が以下の通りだったと仮定しましょう。

「国語」:140/200点
「歴史総合、世界史探究」:50/100点
「数学Ⅰ、数学A」:90/100点
「数学Ⅱ、数学B、数学C」:90/100点
「物理」:80/100点
「化学」:75/100点
「英語リーディング」:85/100点
「英語リスニング」:70/100点
「情報Ⅰ」:80/100点
合計:760/1000点

この時点でもなかなかの高得点ですが、ここから100点上げるためにはどうすれば良いか考えましょう。ちなみに、東京大学の受験者の共通テストの平均得点割合は85-90%であるため、ちょうどここから100点上げることができれば東大レベルに到達することになります。

ここで考えられるのが、「どの教科も同じ割合ずつ点数を上げる」作戦でしょう。「1000点満点中100点」上げるということは、100点満点のテスト1つにつき10点ずつ上げれば良いということになります。もちろんこの作戦も悪くはないのですが、個人的にはこの作戦は達成が難しいのではないかと考えます。

理由はいたってシンプルです。

「50点を60点にすること」と、「90点を100点にすること」であれば、点数の上昇幅は同じでも後者の方が圧倒的に難しいからです。

もともと、ある程度高得点を取れている科目は、もちろん得意だから勉強はしやすいかもしれませんが、その分追加で取れる点数が少ないということです。また、高得点をとっているにも関わらずそれでも正解できなかった難問が残っていることになるため、それ以上に点数を上げることは非常に困難になります。

それよりは、まだ簡単な問題も残っている点数の低い科目の点数を大幅にアップさせる方が可能性が高いのです!

そのため、僕がもし計画を立てるならこのようなスタイルになります。
「国語」:140/200点→150/200点
「歴史総合、世界史探究」:50/100点→75/100点
「数学Ⅰ、数学A」:90/100点→95/100点
「数学Ⅱ、数学B、数学C」:90/100点→95/100点
「物理」:80/100点→90/100点
「化学」:75/100点→90/100点
「英語リーディング」:85/100点→90/100点
「英語リスニング」:70/100点→85/100点
「情報Ⅰ」:80/100点→90/100点
合計:860/1000点(100点アップ!)

これを見て、「国語は10点しか上がらないの?」と思った人、良い着眼点です!

国語はもともと70%と、他の科目の平均よりも得点率が低いのにも関わらず、そこから5%しかアップさせていません。これはなぜかというと、僕は国語の点数を上げるのがどうしても苦手だったからです。

反対に、化学は同じくらいの得点率から15%もジャンプアップさせています。このように、得点率だけでなく、自分の得意苦手、勉強の特性も考えた上で教科ごとの点数目標を立てると、達成に大きく近づくでしょう!

困難は分割せよ

これは共通テストに限った話ではありませんが、目標は分解することで格段に達成しやすくなります。先ほどは科目ごとの点数目標を立てましたが、もっと言えば各大問ごとの目標まで立てて受験に臨んでいる人も、高いレベルの大学になると大勢存在します。そんなライバルに勝つためにも、できるだけ細分化された目標を立てるようにしましょう。

最後に、「困難は分割せよ」ということで、少しでも達成確率が上がるためのtipsをお伝えします。

それはとてもシンプルで、「中間目標」を作るということです。
目標の中身自体を分解するだけでなく、スパンも分解してしまうのです。
100日で100点上げるのですから、1日1点上げれば良いのです。そう考えれば、少しできる気がしませんか?

できるかも!と思ってくださった人は、ぜひ今日から残り20日ほどある10月中に、どこの科目でも良いので20点は点数をアップさせる、という中間目標を立てて進んでみましょう!

皆さんの共通テストの点数が1点でもアップすることを、僕は祈っています!
それでは、また次回の記事でお会いしましょう〜。


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この記事を書いた人

理系で東京大学に入学したが、教育をより深く学びたいと思い現在は教育学部に所属。高校まではずっと野球部に所属し、大学でも野球を続けている。趣味はピアノと旅行で、旅先のストリートピアノで流行の曲を弾くことが一番の楽しみ。

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