金沢高校 難関大学合格プロジェクト 第8回

金沢高校 難関大学合格プロジェクト 第8回

カルぺ・ディエム講師の永田耕作(教育学部4年生)、河内誠人(法学部4年生)が、2023年12月9日に金沢高等学校の高校1年生を対象に「難関大合格プロジェクト」というワークショップを開催しました。

「難関大学合格プロジェクト」とは?

「行ける大学」を目指す学生がたくさんいて、「安定思考」で生きる若者が増えて、「指示待ち・周りと同じように」で行動する人が多い。
失敗したくないと考えて、自由にこの瞬間を楽しむ人が少ないと思います。
そんな中で、僕たちは「やりたいこと」に挑戦してもらえるようなお手伝いをしたいと考えています。

本プロジェクトでは、生徒たちが「行きたい大学」を見つけ、ゴールまでの道のりを一緒に描き、年間を通して継続的なサポートを実施します。

偏差値35から東大合格を果たした西岡壱誠をはじめとして、地域格差・情報格差など、さまざまな逆境を乗り越えた東大生講師が指導に携わります。

金沢高等学校では、1年生に対して対面とオンラインを合わせて年間10回、2年生に対して対面で年間5回の講義を行なっています。今回は約2ヶ月ぶりのオンラインでの講義ということで、スライドの接続や生徒への積極的な問いかけなど、双方向の授業を意識して行いました。

本記事では、このプロジェクトの様子を、実際に講義やワークショップを担当した永田がレポートします!

目次

法学部ってどんなところ?

今回の難関大合格プロジェクトは、法学部に在籍している河内講師の学部の話から始まりました。金沢高等学校では、9月の対面講義の際に「学部プレゼンバトル」というワークショップを行なっています。その内容は、それぞれ違う学部に所属する大学生メンバーが、自分の学部の学びの概要や楽しさ、奥深さについてプレゼンし、生徒にどの学部が一番興味深かったかを投票してもらう、というものでした。その際に法学部の学生の話がなかったので、延長戦として今回、河内講師に法学部の学部プレゼンをやってもらいました。

学部プレゼンスライド

「プライバシーの権利」って、いつ生まれたんだろう?

という問いから、そもそも権利って「生まれる」という表現をするの?という問いまでどんどん膨らませていき、法学部で学ぶことを紐解いていきました。

個人情報を適正に取り扱うために設定された権利。しかし当たり前のことですが、それによってできなくなること、やりにくくなることもあります。権利というのは、時にぶつかり合うものなのです。現在法学部でこのような「権利」についての学びを深めている河内講師が伸び伸びと語っているのを聞いて、「元々はあまり法学には興味がなかったけど、すごく面白そうだと感じた」とコメントをしてくれる生徒もいたようでした。

河内講師は、最後にこのように語ります。

「法学は、大人になるための学問である。最初はつまらなくても、のめり込むような魅力を感じられる時が来る。」

今回の法学部プレゼンを聞いてくれた生徒の中で1人でも2人でも、法学部に強い興味を持ってくれると嬉しいですね。

戦略的に勉強計画を立てよう

学部プレゼンの後は、「戦略的思考」を学ぶワークを行いました。

戦略的思考とは、自分が将来的に目指す目標と、自分の現状の2つを把握して、その間のギャップを埋めるための方法論を考えていく、という物事を達成するためのプロセスのことです。弊社の講義では頻繁にこの言葉を用いて、生徒と一緒に勉強計画や行動計画を立てています。

今回はオンラインでの講義ではありましたが、事前にこのようなワークシートを送り、講義中は例を画面に提示しながら、生徒からの質問を募集しつつ進めていきました。

戦略的思考ワークシート

この戦略的思考で大事になるのは、目標と現状を把握するところです。ここがブレていては、自分にマッチした方法論を考えることはできません。そのため、これまでの学校のテストの結果や模試の成績表、授業ノートなどを持参してもらい、今自分ができること、できないことを分析しました。

この「戦略的思考」は、勉強だけでなく部活や自分の趣味など幅広い物事に活用することができます。このレポートを読んでいる皆さんもぜひ実践してみてください!

理科・社会の勉強法

講義の後半は、高校時代理系であった永田講師、文系であった河内講師がそれぞれzoomの部屋を開き、理系文系の生徒それぞれに講義をしました。理科・社会の勉強は科目こそ多いですが、日常にリンクしているという共通点があります。例えば、地理を学んで国同士の位置関係を知ることは現代社会にもとても役に立ちますし、日本や世界のこれまでの歴史を知ることは今の世界情勢の理解につながります。物理や化学などの理科科目を学べば日常の減少の理由を説明できるようになります。

1年生のうちは、まず「理科・社会を学ぶ必要性」を感じ取ってもらえると、2年生以降になったときに理科や社会の勉強に前のめりになれるのではないか、と思っています。

おわりに

いよいよ次回講義は年明けの1月。学年が上がるタイミングも近づいてきました。日々の勉強や宿題で大変なことも多いと思いますが、少しでも自分の将来に向けた勉強や準備をする時間を取れることを願っています。

それでは、また次回の事業レポートでお会いしましょう。


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カルペ・ディエムでは、学校様・保護者様のお悩みに対応した講演・講座・ワークショップをご提案&実施しております。

生徒の皆さんの大学選び&学部選びのワークショップ、モチベーションアップを目的とした講演、探究学習授業、長期休暇の学習合宿、難関大学合格を目指した通年プロジェクトなど、さまざまなプランをご用意しています。

講師は現役東大生!偏差値35から東大合格を果たした西岡壱誠をはじめとして、地域格差・経済格差など、さまざまな逆境を乗り越えた現講師たちが、生徒に寄り添って対応します。

ご相談から受け付けておりますので、お気軽にお問い合わせください。

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この記事を書いた人

理系で東京大学に入学したが、教育をより深く学びたいと思い現在は教育学部に所属。高校まではずっと野球部に所属し、大学でも野球を続けている。趣味はピアノと旅行で、旅先のストリートピアノで流行の曲を弾くことが一番の楽しみ。

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