黒沢尻北高校 リアルドラゴン桜プロジェクト第4回 ~2年生~

「リアルドラゴン桜プロジェクト」とは?
ドラゴン桜の作者、三田紀房先生の母校「岩手県立黒沢尻北高等学校」では、
東大合格者を出すために学校内で取り組んでいる「東大励志プロジェクト」の一環として「リアルドラゴン桜プロジェクト」を実施しています。
カルペ・ディエムに所属する東大生、その中でも地域格差・情報格差など、さまざまな逆境を乗り越えた「リアルドラゴン桜」な人たちが中心となって、生徒たちの指導に携わります。
「ドラゴン桜」で描かれた桜木先生と生徒たちのように、講師自身の経験や学習メソッドもエピソードを交えて伝授され、将来の夢や志に挑戦できる生徒の育成を目指しています。

カルぺ・ディエム講師の西岡壱誠講師が、2023年7月27日に、黒沢尻北高等学校の東京大学を目指す高校2年生を対象に、『国語の勉強法』をテーマに講義を開催しました。 本記事では、授業の様子を、石橋がレポートします!

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目次

国語こそがすべての教科の基礎

「今後、他の教科も含めて、勉強をしていて壁を感じることがあると思います。しかし、その壁はだいたい語彙力がネックになっている場合が多くある」

と西岡講師は言います。

また講義では、英語の問題や地理の問題を解いてもらいながら、国語の成績を上げるための「漢字」「語彙力」の重要性を伝えました。

漢字・語彙力の鍛え方

また、西岡講師は言います。

「『漢字』『語彙力』を鍛えるためにおすすめしたいのは、日本語と英語のやり取り(翻訳)をすることです。例えば、『人間失格』の英題は何かと考えたときに、答えは”NO LONGER HUMAN”、『もはや人間ではない』という訳になります。」

このように日本語を英語に翻訳する過程で、「失格」という言葉が深く理解できたり、「人間失格」という作品がどういった作品なのかを深く知れたりと、日本語と英語のやり取りをしている時に見えてくるものが勉強になることが結構あるのです。

高校2年生の今の段階から漢字・語彙力の勉強をすることが、将来、5教科7科目すべての教科に繋がってくると西岡講師は話します。ぜひ、言葉の訓練をしていきましょう!

生徒の感想

生徒A「国語は大切だと分かっているけど特に現代文の勉強のしかたが分からなかったのですが、まず漢字を勉強することで語彙も増え理解しやすくなることが分かったので夏休み中から始めたいと思います。」

生徒B「言葉の”正確な”理解と蓄積の重要性を感じました。全教科に必要な国語力の伸ばし方がわかって霧が晴れました。」

生徒C「今回は主に国語の勉強の仕方についての講義でしたが、私は他教科に比べると国語の点数が比較的マシなほうで、かつ国語という教科自体が好きなので、とても楽しみながら聞いていました。今までは漢検を積極的に受けていて、漢字学習に特に力を入れてきたので、自分の勉強方法が大きく間違っているというようなことはなかったと知りほっとしました。また、語彙力以外の点(例えば文法や読解など)の勉強方法をあまり確立出来ていなかったので、ポケモンのお話等で、着目すべきポイントなどを知れて良かったです!」

生徒のみなさんにとって、充実した講義となったようです。

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この記事を書いた人

東京大学では、法学を専攻。人権問題や環境問題に関心があり、学部卒業後は公共政策大学院に進学(予定)。高校時代から遅くとも22時半には就寝する、極度の朝型。趣味は、ランニング・映画鑑賞・サッカー観戦など。

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