家でカレーを作ったとき、こんな経験はありませんか?
「昨日のカレーより、今日のカレーのほうがおいしい気がする…!」
実際、「カレーは2日目が一番おいしい」とよく言われますが、ここでこんな疑問が生まれます。
「食べ物って普通、作りたてが一番おいしいイメージがあるのに、なぜカレーは時間がたったほうがほうがおいしいと言われるんだろう…?」
今回は、そんな疑問を東大生の思考法「アカデミックマインド」を使って考えてみましょう!
まずは問いを分解してみよう!
「なぜカレーは2日目がおいしいの?」という疑問は、以下のように分解できます。
・「おいしい」って何だろう?
・カレーは時間がたつとどうなるんだろう?
これらの問いについて、深ぼってみましょう!
「おいしい」って何だろう?
まずは、分解した以下の問いについて考えてみましょう。
「おいしい」って何だろう?
私たちは食べ物を「おいしい」と感じるとき、その食べ物はいくつかの要素を満たしているのではないかという仮説が立てられます。
例えば、味(甘味、旨味、辛味など)や香り、食感などが挙げられます。
これらがバランスよく感じられるとき、私たちは「おいしい」と感じやすいのではないかと
考えられます。
特にカレーでは、
・肉や野菜の旨味
・スパイスの香り
・とろっとした食感
が合わさることで、よりおいしいと感じられます。
つまり、「おいしい」とは、味、香り、食感がバランスよく感じられる時という仮説が立てられます。
カレーは時間がたつとどうなるだろう?
次は、以下の問いを深ぼってみましょう!
「カレーは時間がたつとどうなるだろう?」
実は、カレーを一晩置くと、大きく2つの変化が起きています。
①肉や野菜の「うま味」が全体に広がる
まず起きるのが、具材からうま味成分が溶け出す変化です。
肉にはイノシン酸、玉ねぎなどの野菜にはグルタミン酸 といううま味成分が含まれています。これらの成分は、時間がたつとカレーのスープ全体にゆっくり広がっていきます。
そして、実はこの2つの成分は、一緒になるとうま味を何倍にも強く感じさせる「うま味の相乗効果」 を生みます。
つまり、カレーは作ってから時間がたつことで、「肉の旨味」と「野菜の旨味」が混ざり合い、カレー全体の味がより強く感じられるようになるのです。
②じゃがいもやルーに含まれる「でんぷん」でとろみが強くなる
もう一つ起きるのが、でんぷんによるとろみの変化です。
カレーにはじゃがいもやルーなど、でんぷんを多く含む材料が入っています。
でんぷんは水分を吸って抱え込む性質があり、その結果、カレーにとろみが生まれます。
時間がたつとこの状態が少し落ち着き、味やコクがよりまとまって感じられることがあります。
まとめると…
まず、「おいしい」とは
味・香り・食感などがバランスよく感じられる状態ではないか、という仮説を立てました。
そしてカレーは時間を置くと、
・肉や野菜のうま味が全体に広がる
・でんぷんの働きで、とろみやコクがまとまる
といった変化が起きます。
その結果、味・香り・食感のバランスが整い、
カレーは2日目のほうがおいしく感じられるのではないかと考えられます。
さらに問いを深ぼると…
ここまで考えると、さらにいくつかの新しい問いも浮かんできます。
・「おいしい」って他にもいろんな要素ありそうじゃない?
・そもそも2日目って、衛生的に大丈夫なの?
・逆に、お米ってなんで時間を置くとおいしくなくなるんだろう?
このように「さらに問いを立てる姿勢」こそが、東大生が大切にしている「アカデミックマインド」の第一歩です。
アカデミックマインドとは
このように、1つの問いを「分解」し、「仮説」「検証」する一連の思考法を、「アカデミックマインド」と呼んでいます。
AIなどさまざまな技術が発達する中、これからの世代に求められるのが「思考力」です。共通テストや大学入試でも「自分で考える力」が試されるようになっています。
カルぺ・ディエムでは、現役東大生と一緒に「身の回りにあふれる疑問」と「五教科の勉強」を結びつけた課題に取り組み、自ら問いを立て、仮説を作り、検証する一連の思考法「アカデミックマインド」の獲得を目指す講座「アカデミックマインド育成講座」を実施中です。




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