全国学力トップクラス!石川県・羽咋市開催!中学生向け1日特訓講座

カルぺ・ディエム講師の西岡壱誠(経済学部4年生)、永田耕作(教育学部4年生)、布施川天馬(文学部4年生)、橋本匠(教育学部3年生)を含む東大生の講師メンバーが、2023年9月3日に羽咋市の中学1〜3年生を対象に「逆転合格した東大生と一緒に学ぼう!1日特訓講座」というワークショップを開催しました。

羽咋とは石川県にある地名のことで、「はくい」と読みます。

学力テストの結果が日本全国でもトップである石川県の中で、羽咋市は全ての科目において県平均を大きく上回っています。

私たちは羽咋市の小中学生とは継続的に交流があり、みなさんと一緒に勉強してきました。今回も特別に一日合宿、という形で市内の「コスモアイル羽咋」という施設を使わせていただき、講義やワークショップ、座談会等を行いました。

本記事では、このプロジェクトの様子を、実際に講義やワークショップを担当した永田がレポートします!

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目次

この会はみんなが作るもの!

「今日皆さんは、『僕たち東大生がみんなのために何かしてくれる』と思ってここに来ていませんか?」

冒頭で西岡講師がこのように生徒に呼びかけます。生徒は不思議そうな様子。それも当然です。多くの人が、外部の先生が特別講義に来ると聞くと「きっと色んなことを教えてくれるのだろう」と思うでしょう。

もちろんそれも間違ってはいません。しかしそれではもったいない、と続ける西岡講師。一体どのようなことなのでしょうか?

「この1日特訓講座は、みなさんが作るものです!みなさん自身が一人一人今日何をしたいか、何を得たいかを考え、目的意識を持ってこの会に挑むことが大事になります!」

その日を良いものにするか退屈なものにするかは、自分の意識次第であると熱く語る西岡講師。導入の時間が終わる頃には、生徒の目つきもとても集中したものへと変わっていました。

勉強をするときに大事になるのは「計画」の立て方!

いよいよ講義は本格的になっていきます。まずは、勉強する上で欠かせない「計画」の立て方について伝えていきました。

「みんな、勉強の計画って立ててる?」

このように僕が問いかけると、多くの人が手を挙げたり頷いたりする様子を見せました。中には実際に計画を立てているシートを持ってきてくれている生徒もいました。しかし、ここで、僕はこのように続けます。

「みんな、その計画、修正してる?」

ここでは、「痛いところを突かれた!」というような反応を見せる生徒が少なくありませんでした。

実は計画は、立てることよりも進度に合わせて適宜修正していくことが何倍も重要になります。最初から計画を完璧に遂行することは、よほどの天才でない限りほぼ不可能です。頭の良い人ほど、計画に固執せずにすぐに修正するのです。

この講義では、実際に計画シートの例を見せて、このシートを修正するにはどうするか?という内容でみんなにワークをやってもらいました。そのように客観的な視点を持つことで、自分の計画も同じように見直そう、と決意する生徒も多く見られました。

実際、科目の勉強ってどう進めていくの?

講義への取り組み方や勉強の計画の立て方など、抽象的な話が多かった午前の講義が終わり、午後は英語・数学・国語の順番に実際の勉強法について東大生の講師が具体的なテクニックも交えつつ講義をしていきました。ここでは、それぞれの科目で取り上げた要点をご紹介いたします。

英語では、まずこのようなクイズが出されました。

「英語の辞書には、1年間にどのくらいの新しい単語が追加されるでしょう?」

そもそも、辞書に単語が増えるとはどういうことなのでしょうか?日本語で考えてみても、「インスタ映え」「ヤバい」「エモい」など昔は使われなかった言葉が今では流行し、辞書にも追加されるという例はよくあります。それと同じことが英語でも起こっている。つまり、英語は「生きた言語」なのです。

数学では、全てにおいて一番大事になる力は計算力だ、という話をしました。これから先どんな難しい問題が出てきても、四則演算の基本的な計算は必ず使います。そのスピードを上げちゃえばどんな問題も解きやすくなる!という発想です。講義は、計算力を鍛えていこうという内容に入っていきました。

国語では、「対比」の大事さが強調されました。文章を読んで要約するときに、雰囲気だけで内容を掴むのではなく、きちんと対比の表を作って何と何が対応しているのかを考えることで、論理の通った文章でまとめることができる、ということを東大生講師が熱く語りました。

生徒一人一人に向き合う

この一日合宿の最後では、中学生一人一人に今の悩み事や勉強で不安なところを聞きました。もちろんこれは人によって全然違うし、そうだからこそこの時間に意味があるんだ、という話を伝えました。

今回僕たちの講義を受けてくれた中学生は、この先それぞれ別々の道を歩んでいくと思います。ですが、その歩んでいく途中で、僕たちの今日の話が少しでも役に立っていれば幸いです。

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講師は現役東大生!偏差値35から東大合格を果たした西岡壱誠をはじめとして、地域格差・経済格差など、さまざまな逆境を乗り越えた現講師たちが、生徒に寄り添って対応します。

ご相談から受け付けておりますので、お気軽にお問い合わせください。

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この記事を書いた人

理系で東京大学に入学したが、教育をより深く学びたいと思い現在は教育学部に所属。高校まではずっと野球部に所属し、大学でも野球を続けている。趣味はピアノと旅行で、旅先のストリートピアノで流行の曲を弾くことが一番の楽しみ。

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