武蔵野大学高等学校 映像制作プロジェクト 第3回

カルぺ・ディエム講師の縹峻介講師(理学部4年生)と宮島凜講師(教育学部4年生)が、2023年6月15日に武蔵野大学高等学校の1年生を対象に「映像制作プロジェクト」の第3回目講座を行いました。

今回の講義では「KJ法によるアイデア出しとコンテンツ決め」を実施しました!
講義の様子をメンターとして参加した東大生:縹峻介(はなだ・しゅんすけ)がレポートします!

映像制作プロジェクトとは?
アニメ、映画、YouTubeなど、私たちの身の回りは映像で溢れています。
皆さんは、さまざまな映像が、どのような目的で、いくらかけて、どのように作られているか知っていますか?
映像制作には「ビジネス」「表現力」「技術力」を学べる要素がたくさん詰まっています。
弊社ではその点に着目し、生徒たちが映像制作を通して、ビジネス的な視点を養い、魅力的なメッセージの伝え方を学び、チームでのものづくり手法を学んでいく、そんな講座をつくりました。

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目次

ワークの前のアイスブレイク!積み木式自己紹介

今回の講座は、ワークに取り組む最初の回。
班のメンバーと仲を深めるため、ワークに取り組む前に、一味変わった「積み木式自己紹介」を行いました。

最初の人が「京都出身でバスケが好きなAです。」と自己紹介し、その次の人は「京都出身でバスケが好きなAさんの隣の、好きな食べ物は寿司で最近髪を切ったBです。」、さらに次の人は「〜〜なAさんの隣の、〜〜なBさんの隣の、〜〜なCです。」と続け、一周したら終わりです。

前の人が何を話したかな?と記憶しながらやる自己紹介。思い出せず悩む生徒も多い中、和気藹々した講義スタートになりました。

KJ法で、アイデアを出してまとめよう

自己紹介もおわり、いよいよ班全体でワークに取りかかります。
今回は、2人の東大生メンターとともにKJ法を用いてどんな内容を映像に盛り込みたいか、アイディアを出し合いました。

KJ法とは、以下の4ステップを通じて、参加者の意見を効率的にまとめる方法です。

  • STEP1:思いついたアイディアを付箋に書き出す
  • STEP2:アイディアを、グループごとにまとめる
  • STEP3:まとめたグループの優先順位を考える
  • STEP4:文章化して発表

では、生徒たちのワークの様子を見ていきましょう。

STEP1:思いついたアイディアを付箋に書き出す

各班のメンバーが考えた「受験生へのメッセージ」「学校内で紹介したい場所」「行事」など、少しでも動画に載せたいと思ったものをどんどん付箋に書き出してもらいました。

生徒たちは「学校へのアクセスがよい」「個性的な先生が多いので、その先生方のメッセージを載せたい」「おすすめのノートの取り方の説明動画」「受験勉強は量より質!」など、さまざまなアイディアを思い思いに書いていきます。

STEP2:アイディアを、グループごとにまとめる

STEP1でたくさん書き出してもらった付箋の中から似ているものをグループ分けしていきます。

グループ分けすることで、湧き出たアイディアを整理し、どの内容や意見を動画に盛り込みたいのかをを明確にすることができました。ここでは、スムーズに進めるために、模造紙を用意して、付箋を張り替えながら移動させることにしました。

例えば「学校の施設」というグループには、体育館や自然豊な校舎、自習スペース、廊下、食堂などがまとめられました。また「受験勉強とルーティーン」というグループには、健康第一に考えることや受験生の放課後の様子、過去問や勉強のしかた、食生活などがまとめられました。

STEP3:まとめたグループの優先順位を考える

STEP2で作ったグループの優先順や動画に登場させる順番を決め、撮影に入らせてもらう授業の時間やインタビューをする先生へのアポ取りについての打ち合わせを進めました。

複数人が一度に画角に登場する場面のカメラワークを考えたり、編集方法について議論している班もありました。

STEP4:文章化して発表

最後にSTEP4では、各グループが考えた動画のアイディアをグループごとに発表してもらいました。考えたことを、人に伝えるためにまとめてみることで、意見が整理でき、グループ内での共通認識も作ることができました。

参加した高校生の声

KJ法を体感した生徒さんたちへのアンケートでは、以下のような声をいただきました。

  • 「自分でアイデアを出している時はまとまりがないように見えたけどチーム内で話していくうちにテーマ別に分けることができて驚きました。今までは全然決まっていなかった動画の全体が決まってきて動画作りが楽しみになりました。」
  • 「班の皆と協力して案を出し、映像制作の大まかなことを決めることができたのでやりがいがあった。」
  • 「みんなで一緒に作業できたからよかった。」

次回の映像制作プロジェクト第4回では「シナリオ作り」を進めていきます。


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生徒の皆さんの大学選び&学部選びのワークショップ、モチベーションアップを目的とした講演、探究学習授業、長期休暇の学習合宿、難関大学合格を目指した通年プロジェクトなど、さまざまなプランをご用意しています。

講師は現役東大生!偏差値35から東大合格を果たした西岡壱誠をはじめとして、地域格差・経済格差など、さまざまな逆境を乗り越えた現講師たちが、生徒に寄り添って対応します。

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この記事を書いた人

東京大学理学部物理学科に所属。高校時代に生徒会長をした時の楽しさが忘れられず、学祭やイベントの運営に携わって仕事をすることが、至極の楽しみ。カルぺ・ディエムでは出版編集部に所属し、よりクオリティの髙い書籍を出すことを意識している。趣味はピアノとゲームとスラック。

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