東大入試という最高峰の壁を前に、受験生は時に「何が足りないのか」を見失います。特に浪人生にとっては、知識の補填以上に、自らの現在地を客観的に捉え、戦略を練り直す「指針」が必要です。カルぺ・ディエムが主催する「東大特化学習支援」では、そのような受験生に寄り添う唯一無二の場所です。
今回は、昨年の受講生である野村純矢が、本コースで数学や物理の指導に加え、責任者を務める亀田崚講師にインタビューを行いました。亀田講師は自らの浪人経験を原点に、学力向上の土台となる「正しい努力の作法」を体系化し、プロジェクト全体の設計を担うリーダーです。
本記事では、受講生が自立した学習者へと進化するためのPDCAサイクルの重要性や、多様な講師陣が織りなす多角的な支援体制、そして合格のその先を見据えた「決断を正解にする力」の本質について詳しく伺いました。
学力向上をこえたセルフマネジメントの教え
亀田さん、本日はよろしくお願いします。亀田さんはこのプロジェクトの全体を統括する責任者として、どのような思いで講義設計をされていたのか、改めて伺いたいと思います。通常の予備校の授業とは何が決定的に違うのでしょうか。
よろしくお願いします。この「東大特化学習支援」の最大の特徴は、数学や英語といった特定の科目の知識を教えるのではなく、東大合格に必要な「勉強の進め方」そのものを教える点にあります。
予備校の授業を「学力を上げるためのコンテンツ」とするならば、私たちはそのコンテンツをどう使いこなし、いかに自分のスケジュールに組み込むかという「セルフマネジメント」を支援するメンターのような役割を担っています。
確かに、科目指導は予備校の先生にお任せしつつ、その手前の「どう計画を立てるか」を丁寧に教えていただいた記憶があります。具体的にはどのような生徒さんを想定して設計されたのですか?
特に意識しているのは、計画性の部分に課題を感じている生徒や、中学入試以来、周囲のレールに乗る形で進んできた中高一貫校出身の生徒たちです。
高いポテンシャルを持ちながら、自分の成績を伸ばすための努力の方向性を自ら考え、取捨選択することが苦手な生徒が実は多い。彼らに、自分を客観視し、進捗(しんちょく)を管理するプロセスを学んでもらいたいと考えました。実はこれ、私の浪人時代の苦い経験が元になっているんです。現役時代に足りなかったのは知識ではなく、計画性だった。だからこそ、当時の自分が一番ほしかった「指針」を形にしたのがこの講座なんです。
なるほど。亀田さんご自身の「浪人の正解」への探求が、このプログラムの原点なのですね。生徒さんも受講を通じて、志望校への合格だけでなく、大学での研究や自己管理にも通じる広範な思考法を学べると思います。この講座は、単なる東大対策をこえた「目標達成の指針」につながっていると感じます。
自走を促す、多角的な支援体系
プログラムも今期で2年目を迎え、内容もかなり体系化されてきたと伺っています。具体的に、年間を通じてどのようなステップで進めているのでしょうか。
まず浪人初期の4月・5月には、勉強を継続するための「習慣作り」と「目標設定」に特化した講義を配置しています。いきなり実践を行うのではなく、まずは戦い方を決める。そして後期にかけて、東大入試の具体的な攻略法という、より実践的な応用へと移行する構成です。
一貫して重視しているのは、生徒自身が計画を立て、実行し、フィードバックを受けるというPDCAサイクルを、自らの手で回せるようになることです。単なる説明で終わらせず、その場でワークとして実践してもらうプロセスを大切にしています。

寺田さんのような現役東大生講師や、青戸さんのようなベテラン講師など、非常に多様な方々が登壇されています。この狙いはどこにあるのでしょうか。
勉強法や考え方には、生徒と講師の「相性」が必ず存在するからです。一人の講師の言うことがすべての人に合うわけではありません。多様な講師に登壇してもらうことで、生徒が「この人のやり方なら自分に合う」と思える出会いの確率を高めています。また、科目ごとの穴を埋めるだけでなく、講師それぞれの属性、例えば、現役合格、浪人経験、あるいは特定の科目のスペシャリストといった多様性が、生徒の抱える個別の不安に寄り添うための多角的なアプローチを可能にしています。
確かに、そうすることで自分と相性の良い講師を選べる安心感がありますね。責任者として、これだけのメンバーをマネジメントするのは大変かと思いますが、そこにはこだわりがあるのですね。
一人で教えられることには限界があります。チームとして、生徒一人ひとりの個性に合った支援を提供すること。そして、彼らが目標達成の方法を自ら知ること。それが、学力という枠をこえた個人の成長に大きく影響すると信じています。
決断を「正解」にする力
生徒さんたちの成長をどのような瞬間に感じますか? 亀田さんは、生徒と接する際にかなり率直に物事をおっしゃる印象がありますが。
そうですね(笑)。私はプロジェクトリーダーとしてではなく、一個人の主観として、やるべきことや改善点をはっきり伝えます。その分、自分で計画を立て、理論に基づいて行動できているときは全力で褒めます。
彼らの成長が最も顕著に現れるのは、実は「質問の仕方」が変わる瞬間なんです。最初は「英語はどう勉強すればいいですか」という抽象的な質問だったのが、成長した生徒は「今の自分の課題は英作文の論理性にある。それを補うためにこの参考書を選んだが、この方向で合っているか」といった、高い解像度で言語化された質問をするようになります。
課題の特定が自分でできている状態ですね。それはまさに、先ほど仰っていたPDCAが回っている証拠なのでしょうか。
その通りです。また、多くの生徒が陥りがちなのが「自分を過大評価した無理な目標設定」です。例えば、模擬試験で実現不可能な高得点を目指すあまり、足元をすくわれるということがあります。
自分の現在地と目標の距離を正しく把握し、大きな差があるところに重点的に時間と労力をかける。この「現実的な戦略」を身につけることこそが、最も伝えたかった内容です。これは受験だけでなく、社会に出てからも求められる本質的なスキルですから。
私も受講生だった頃、亀田さんの「自分の決断を努力で正解にする」という言葉に感銘を受け、この浪人経験を正解にするために必死に努力したことはよく覚えています。
東大受験は大きな決断であり、不安なものです。受かるか落ちるかという結果以上に、自ら下した「東大を目指す」という決断を、その後の行動によってどう正解にしていくか。たとえ不合格という結果だったとしても、そこでの努力を生かして次の場所で成功をつかみ取れば、その受験は「正解」になります。
近年では浪人回避の傾向が強まっていますが、本気で高みを目指す経験は、結果に関わらず一生の財産になります。私たちは、生徒たちの決断を正解にするためのプロセスに、最後まで全力で伴走していきたいと考えています。
まとめ
インタビューを通じて見えてきたことは、亀田講師が設計した「東大特化学習支援」の真の価値が、単なる試験対策をこえた「人生の指針」の獲得にあるという事実です。
私自身、浪人生活という一見すると「遠回り」に見える時間を過ごしましたが、この場所で学んだ自省と戦略、そして目標設定の重要性は、今後の長期的に見た学びにおいて、揺るぎない自信の根源となっています。
東大特化学習支援は、単に高いレベルの講義を提供するだけの場所ではありません。自分の弱点と向き合い、現役の東大生とともにそれを克服していく中で、自らの力で未来を切り拓く主体性を育む場所です。
東大合格という大きな夢。その道のりは決して平坦ではありませんが、東大特化学習支援では、東大合格を志す受験生の努力を正しく導き、試験当日まで全力でサポートします!


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