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全国3か所で調査研究事を実施
文部科学省は、不登校の高校生の学習の機会を確保するため、オンライン授業のモデル開発に乗り出す方針です。自宅で授業を受けられるようにすることで学習内容の理解を深め、登校再開につなげる狙いがあります。
文科省は今年度、オンライン授業での指導方法や生徒の評価方法、質問への対応など、課題を洗い出す調査研究事業を全国3か所で実施します。これに先立ち、今年4月にはオンライン授業での単位取得を認めるよう学校教育法施行規則を改正し、学習用端末も今年度中に1人1台配備される予定です。
オンライン授業のノウハウがない学校も多いことから、モデルを示して導入を後押ししたい考えを示しています。自宅で学習の意欲をどのように持続させるかや、インターネット環境がない家庭での対応なども課題となり、実例を検証し、全国の自治体や学校に周知する方針です。
讀賣新聞社「不登校の高校生向け『オンライン授業』モデル開発へ…文科省、学習の機会確保し登校再開を支援」讀賣新聞オンライン、2024年8月13日(最終閲覧日:2024年8月13日)