全国学力テスト、2027年度からオンライン実施に前面移行

全国学力テスト、2027年度からオンライン実施に前面移行
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学校のネットワーク環境の改善が課題

文部科学省は、小学6年生と中学3年生を対象に毎年4月に実施している全国学力・学習状況調査(全国学力テスト)について、2027年度から学習用端末を使いオンラインで出題・解答する方式(CBT)に全面移行させる方針を固めました。

中学英語については2023年度の「話す」テストがCBTで先行実施され、2026年度からは「読む」「書く」「聞く」のテストもすべてCBTで行われます。2027年度以降は小中学校の国語と算数・数学にも拡大し、2028年度からは小学理科でも導入される方針です。

CBTにより動画や音声も取り入れた幅広い出題が可能となり、蓄積できる児童生徒のデータ量も増えるので、指導の充実につなげられる利点があるとされています。一方で、CBTへの全面移行に向けては学校のネットワーク環境の改善が課題となります。2023年度に実施された中学英語の「話す」テストでは、機器の不具合などにより、テストを受けた生徒の約1割の音声が正常に録音、登録されませんでした。

讀賣新聞「全国学力テスト、27年度からオンライン実施に全面移行…動画・音声取り入れた出題可能に」讀賣新聞オンライン、2024年7月6日(最終閲覧日:2024年7月8日)

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この記事を書いた人

東京大学法学部卒。司法試験の勉強をしていたはずが、いつの間にか麻雀プロになっていた。日本プロ麻雀協会に所属。初恋の相手はイーサン・ハント。映画鑑賞、スポーツ観戦、料理が好き。

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