支給額は2024年度から増額
柳井正財団は5月9日、第9期「公募制海外大学奨学金(予約型)」の応募要項を公開し、推薦書類の受付を開始しました。米国・英国の大学に進学する学生を対象に、返済不要の奨学金を支給します。募集人数は年間20名程度です。
今回公開された「公募制海外大学奨学金(予約型)」の応募要項によると、2024年9月から2025年8月末までに卒業見込みの者が対象となります。ただし、日本国内の高等専門学校の在籍者の場合、2024年度において3年修了見込みの者とします。このほか、対象大学に入学できる学力・資質などを備え、原則20歳以下で、2025年9月の入学を目指す者が対象です。日本国内のほかの給付型奨学金を受給していないこと、財団が企画する広報活動やコミュニティ構築に協力することなど、給付には複数の条件が課せられます。
語学・学力の水準は、語学がTOEFL iBT 90またはIELTS 6.5、学力がSAT 1400またはACT 31またはIB 38(予測スコア)が求められます。ただし、出願時点でこれらのスコアがない、もしくは水準を満たしていない場合でも、推薦校が奨学金プログラムの対象大学に入学できる学力・資質を備えていると認めた場合はこの限りではないとしています。
奨学金支給額は2024年度から増額され、米国の大学進学は奨学生1名あたり原則年間US$100,000(従来はUS$95,000)を上限とし、大学ごとに必要な費用(授業料・寮費・保険料)を算出して4年間支給されます。英国の大学は、原則年間£68,000(従来は£65,000)を上限に、原則3年間支給されます。
推薦書類受付は5月9日~8月15日、応募受付は7月18日~8月15日午後4時です。選考を経て、一次面接を9月8日、最終面接を9月16日に実施予定で、最終合否結果は9月27日までに財団より本人宛にメールで通知されます。詳細は応募要項ページをご確認ください。
ReseEd「柳井正財団、海外奨学金プログラム『予約型』支給上限を増額」ReseEd、2024年5月20日(最終閲覧日:2024年5月20日)