東京・渋谷区は、2024年4月から区立の全小中学校で毎日午後の授業時間を、全て課題分析や対応について考える「探究学習」にあてることを発表しました。「探究学習」は、文部科学省が昨年度始めた「授業時数特例校制度」を活用するもので、国語、社会、算数・数学、理科など各教科の授業時数を1割減らしてその分を総合的な学習の時間に上乗せすることで確保します。
本取り組みに対し、SNSを中心に学力への影響に不安視する声も上がっています。渋谷区教育委員会は「教師から教わる受け身の授業から、自ら問いを持ち学びとっていく授業へ変わっていくため、これまでよりも子どもたちの習熟が進むと考えている。また各教科の見方・考え方を探究活動の中で活用したり発展させていくため、各教科の力も伸びる」とコメント。検証方法を含め、今後の成果に注目が集まっています。
NHK NEWS WEB「東京 渋谷区立の全小中学校で毎日午後を「探究学習」に」2024年2月11日(最終閲覧日:2024年3月21日)