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求められているのは「相談しやすい雰囲気」
東京都教育委員会は3月7日、全ての教職員が生き生きと働ける職場づくり推進のため『教職員のためのコミュニケーションガイドブック』を公開しました。本ガイドブックは採用3年目までの教員5,280人を対象に行われたアンケートの結果をもとに作成されたものです。
近年、東京都公立学校における新規採用教員の1年以内退職率及び教員の休職率は増加傾向にあります。その状況を受けて都教委は、今の若手教員の価値観や考え方をアンケート結果から分析し、若手教員が何に悩んでいるのか、先輩や上司に何を求めているのかを具体的に示しました。
本ガイドブックによると、先輩や上司には相談しやすい雰囲気が求められており、反対に感情的で高圧的な態度を取る先輩や上司は尊敬されないとされています。また、人前で叱責されたり、仕事の指示を与えられなかったりと、辛かった対応の具体的なエピソードが多数寄せられています。
東京都教育委員会「教職員のためのコミュニケーションガイドブック」2024年3月7日(最終閲覧日:2024年3月13日)