みなさんこんにちは!年も明けてそろそろ大学受験も合格する人が出てくる時期ですね!今回はそんな大学受験において必死の思いで合格を勝ち取った方への贈り物についてご紹介していきます!
合格祝いの基本マナー
特に先輩などへ贈り物をするとき、贈り物へのマナーが気になりますよね。
マナーを踏まえてお互いに気持ちよく過ごせるようにしましょう!子どもへのプレゼントの場合などそこまでマナーを踏まえる必要がない場合はこの部分は読み飛ばしていただいて大丈夫です。
渡すタイミングと場所
渡すタイミングはできれば合格後すぐの方がいいでしょう。実際に合格した人の立場からだと、やはり自分の数字を見つけた瞬間が喜びの最高潮です。そこまでの不安から一気に解放されたあとの喜びは何ともいえないものです。「自分も嬉しい」という気持ちを表せるように、また相手も最大限に喜んでくれるように、遅くとも入学式前、新年度が始まる前にプレゼントを渡すのが最も良いでしょう。
場所について特に決まったものはありませんが、一番やりやすいのは相手の家を訪問したり、どこかの店で待ち合わせたりすることでしょう。また近年はオンラインギフトも多くあるので、スマホ上で済ましてしまうのも一つの方法です。
贈り主が気をつけるべきポイント
合格祝いは第一志望に合格したあとに渡すのが良いでしょう。「滑り止めの学校に合格した。次は本命だ」と言っている時に合格祝いを渡されると、逆に油断してしまい、受験の結果に影響が出かねません。第一志望の結果を待ってからプレゼントを渡しましょう。また第一志望が不合格だった時には少し工夫が必要です。たとえば合格祝いはせずに入学祝いをするなどの対応が良いでしょう。
場所については周りへの配慮が欠かせません。特に入試であれば一定数不合格者がいるはずです。不合格になった人の前で合格祝いのプレゼントを渡されているのをみるとあまり良い気持ちはしません。プレゼントを渡す場所には注意しましょう。
のしの書き方
少しかしこまった形にするのであれば、のし紙をかけるのが良いでしょう。
のし紙には「紅白蝶結び」「紅白結び切り」「黒白結び切り」の3種類ありますが、合格のように何度起こっても喜ばしいことに対しては紅白蝶結びののし紙を使います。表書きには「御祝」「合格祝」と書き、下段に自分の名前を書きます。
メッセージカードの書き方
メッセージは自由に書くもので、決まりなどはありませんが、だからこそ難しいものでもあります。一定の型としてはまず「おめでとうございます」とお祝いを書いた後、「受験勉強お疲れさまでした」とその努力をねぎらい、最後に「大学生活楽しんでください」「さらなるご発展をお祈りします」など将来についての言及をするのが良いでしょう。
金額の目安
金額についても個人の判断によるものですが、相手と自分の立場を踏まえて「お返しをしなくても大丈夫」というレベルの金額にするのがおすすめです。お返しの値段は元の値段の3分の1から半分程度ということを目安にすると、友達との関係であれば、高くても1500円くらいが妥当でしょう。プレゼントは金額ではないので、ご自身の工夫なども求められます。
贈る相手別のおすすめ合格祝い
新中学生へのおすすめ合格祝い
シャープペンシル
中学受験に合格した人へのおすすめプレゼントの一例として「シャープペンシル」が挙げられます。多くの小学校においてはシャープペンシルの使用が校則で禁止されています。皆さんが小学校の時も多くの方が鉛筆を使っていましたよね!中学校に上がるとシャーペンを使うことができるので、皆さんのおすすめのシャーペンや少し高いシャーペンをプレゼントするのがおすすめです。しかも何本あっても困りませんよね!
タオルやハンカチ
こちらも学校から指定される可能性が低いものです。何枚あっても困らないので、このような日用品をプレゼントすると喜ばれるのではないでしょうか!
新高校生へのおすすめ合格祝い
時計
高校に入学するとテストやさまざまな活動で時計が必要な場面が増えます。中学校では腕時計の使用が禁止されている事例もあり、高校入学を機に新しく準備しようとしている人も多いでしょう。あまりにも高価な時計はよくないですが、勉強やスポーツで使えるような文字盤の数字が見やすいタイプの時計が良いかもしれません。
パスケース
高校入学を機に電車やバスを使った通学を始める人も多いでしょう。そのような時にIC定期券などを入れるパスケースがあれば便利です。高校生だとカバンにつけたりできるタイプがおすすめです。近年はIC定期券の券面の記名をプライバシー確保の観点から隠す傾向があるそうです。中身が見えないタイプのパスケースがおすすめの時代なのでしょう!
新大学生へのおすすめ合格祝い
少しいいペン
ペンの類はやはり何本あっても困りませんよね!大学生になると少し高価なペンが喜ばれるのではないでしょうか。名前入りのペンなどはなかなか自分では買わないですよね!デザイン性の優れたペンのプレゼントは喜んでもらえること間違いなしです!ケース入りなどにするとプレゼントらしさが出ていいですよ!
モバイルバッテリー
大学生になると長期の旅行や合宿に行く機会も増えます。そのような旅行時の必須アイテムがモバイルバッテリーです。旅行以外にも授業でパソコンやタブレットを使う機会が増えるため充電器は必須アイテムでしょう。私の友人のモバイルバッテリーマニアによると画面つきのバッテリーやスマホと接続できるタイプなどいろいろあるそうです。また充電容量と電圧もさまざまあるので相手の都合に合わせて決めましょう。
自分の子や親戚への贈り物
叔父や叔母の立場であれば入学祝いを渡すのが一般的です。それより遠い場合は本人との関係を参考に考えましょう。また兄弟の数などに合わせて各家庭で渡る金額を合わせるなどの工夫をすることが一般的です。自分の子や親戚への贈り物としては現金やそれに相当するもの、もしくは少し高価な時計などが主流のようです。
金額についてはいくらでも問題はありませんが、甥や姪であれば5000〜10000円、娘・息子や孫であれば10000〜50000円が相場のようです。しかし入学試験などを乗り越えていてお祝いの色が強い場合はもっと額が大きくなる場合もあります。お祝い事では紙幣を奇数枚数にすることが一般的で、1万円や3万円、5万円が良いとされてきましたが、今ではあまり気にされることもないでしょう。
人気の合格祝いアイデア
そのほかのおすすめプレゼントを紹介します。
体験型ギフト
近年は単にものをプレゼントするのではなく「体験」という経験をプレゼントすることが増えています。体験は、ホテルのディナーや宿泊、クルージングや乗馬、陶芸など、多岐に渡ります。贈り手がギフトを選択して送ることもありますが、カタログタイプになっているものもあります。さらにカタログにも温泉や旅行などある程度ジャンル分けされているものと、網羅性のあるものがあります。特別な食事やスイーツなどをはじめ、普段できない経験を与えられるのが体験型ギフトの魅力です。
実用的なアイテム
先ほどもシャーペンなどを取り上げましたが、他にもペンケースなど、普段使うものだけれども、少しいいものを選ぶのがおすすめです。そして実用的なものはたとえ相手の趣味に合わなかったとしても家で使うなどの対応ができます。また入学祝いの趣旨を考えると、今後の学業で使えるようなものが良いでしょう。相手の学業を応援してこそ入学祝いですね!
避けるべき合格祝い
合格祝いには避けるべきものがあります。
受け取る側によっては不適切なもの
目上の人をお祝いする際には「上から目線に感じるもの」を避けるべきです。たとえばスリッパや靴、靴下などは相手を踏みつけると捉えられるので不適切です。靴下や下着を送ることも相手を下に見ているという意味があります。筆記用具や腕時計、カバンなども「もっと頑張れ」というメッセージを含む可能性があります。またベルトは「気を引き締めろ」「腹を括れ」といったメッセージとして捉えられると言われています。思わぬ形で別のメッセージが伝わってしまわないように気をつけましょう。
縁起の悪いもの
あらゆる贈り物をする際に語呂合わせでタブーなものもあります。櫛は「苦」「死」を連想するのでよくありません。ハンカチについても、別名「手切れ」と呼ばれていることからかつては縁を切るものだと言われていましたが、近年はかわいいものも増えてきたのであまり気にされなくなっています。ただし白いハンカチは亡くなった人にかけるものなので避けましょう。ハサミなどの刃物にも縁を切るという意味合いがありますが、未来を切り開くという意味もあると言われるので、文脈によって検討しましょう。
個人的な趣味に深く関わるもの
全く興味のないアニメのグッズや、飛行機・鉄道などの模型を突然渡されても困ります。阪神ファンが巨人のグッズをもらっても困ります。もし相手のことをあまり知らないのであれば、趣味が分断されがちなものは避けましょう。逆に相手のことをよく知っていたら、それに合わせたプレゼントを渡すと喜んでもらえるでしょう!
高額すぎるプレゼント
あまりにも高額すぎると「お返しをしないといけない」という気持ちが強くなりすぎてしまいます。友達同士の関係の場合、10000円を超えそうであれば少しプレゼント内容を見直してみた方がいいでしょう。
東大生は入学祝いで何をもらった?
ここからはカルペ・ディエムに所属している東大生に東大入学祝いでもらったものを聞いてみました!
現金
数十万円から百万円程度の現金のプレゼントをもらっていた人が一定数いました。しかし単に現金をどーんと渡すのではなく、さまざまなドラマがありました。
「あいつが東大に合格したらこれを渡してくれ」という祖父の遺言に沿って、生前にためていた100万円をもらった人がいました。
また自分がニートで引きこもりだったり苦労していたことを全て知っている家族ぐるみの親友の家に東大合格を報告しにいった際、そのお父さんが50万円包んで渡してくれたという人もいました。「その時に返そうとしても受け取らないという一点張りだったので仕方なく受け取ったのですが、その50万円には一度も手をつけませんでした。お金が尽きそうになった時も手をつけず、卒業の時にお礼の品と一緒にお返ししました」とのことです。
東大合格にはさまざまな感動的なドラマがあるのですね!
パソコン・iPad
入学時に授業で使うパソコンやiPadを購入してもらったという人もいました。かなりの額のものですから助かりますよね!
その他
他にもコスメやカバンをもらった人、引っ越し費用を祖母が負担してくれた人もいました。また東大合格を聞きつけてほとんど面識のない近所の人がアマギフと筆箱をくれたという人もいました。さらにレーシックの手術をプレゼントしていただいたという人もいました。
最後に
今回は合格祝いについてご紹介してきました。
これから合格祝いを考える方はぜひご参考ください!そしていただいた人たちは私たち含め、感謝を忘れてはならないと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました!
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