※本稿は、東大カルペ・ディエム(著)、西岡壱誠(監修)『東大生が教える 13歳からの学部選び』(星海社新書)の一部を再編集したものです。
「学部選び」は人生の岐路
今、この記事を読んでいる皆さんは既に高校や大学の進路は決まっているでしょうか?あるいは既に大学生か、もう学生時代を経て社会人として日々働いているでしょうか?
この本のタイトルにもある「13歳」といえば、一般的に日本では中学校低学年くらいの年齢になります。既にそのころから自分の将来の進路がはっきりと決まっていた、という方はそう多くはないでしょう。
それでもいずれ大学に行くとなれば、一生それでやっていくかはともかく何か一つ「学部」を選ばなければなりません。それまでに特に深く考えていなければ、とりあえず成績的に行けそうな大学の行けそうな学部に行く、という中高生の方も多いでしょう。
しかし、この「学部」選びによっては大学生活が単なる人生の通過点に過ぎなくなるか、あるいは一生の宝物になるような実りの多いものになるかが変わってくる可能性があるのです。そのためにも自分が何に興味あるのか、どういったことに適正があるのかを中高生のうちにしっかりと把握し、行きたい学部を慎重に決めるというのはかなり大事なことであるといえるでしょう。
東大生がおくる、学部生の「生の声」
しかしそうはいっても、なかなか真剣な「学部選び」といったものを中高生が独力でやるというのは簡単ではありません。中高生がアクセスできる情報は限られていて、その中からどのような情報を用いればよいのか、結局どういう基準で「学部選び」を行えばよいのかなどを考えることは、中高生一人の力では限界があります。
だからこそ身の周りの信頼できる大人にきいてみる、というのが手っ取り早い方法の一つといえるでしょう。そして本書もまた、そのような迷える中高生の一助となるように書かれた、現役東大生約30名による入魂の一冊です。
法学部、文学部、経済学部といった文系の学部や、理学部、工学部、医学部などの理系の学部に至るまで。学科単位にまで分けてその内情を東大生が伝えます。
どの学部でどんなことが学べて、それはどこに面白さがあるのか。どのような人に向いているのか。中高生が大学の学部を選ぶときに役立つこれらの情報を、パンフレットやホームページだけではなかなか手に入らない東大生の「生の声」としてお届けします。
「学部」での学びを一生の財産にするために。進路に迷う中高生の皆さんはぜひ手に取ってみてください。
東大生が教える 13歳からの学部選び
著者:東大カルペ・ディエム
出版:星海社新書(2023/3/22)