武蔵野大学高等学校 映像制作プロジェクト 第1回

武蔵野大学高等学校 映像制作プロジェクト第1回

2023年5月25日に、武蔵野大学高等学校の高校1年生を対象に、「映像制作プロジェクト」の第1回目講座を行いました。

映像制作プロジェクトとは?
アニメ、映画、YouTubeなど、私たちの身の回りは映像で溢れています。
皆さんは、さまざまな映像が、どのような目的で、いくらかけて、どのように作られているか知っていますか?
映像制作には「ビジネス」「表現力」「技術力」を学べる要素がたくさん詰まっています。
弊社ではその点に着目し、生徒たちが映像制作を通して、ビジネス的な視点を養い、魅力的なメッセージの伝え方を学び、チームでのものづくり手法を学んでいく、そんな講座をつくりました。

目次

プロジェクトの目的

まずはじめに、カルペ・ディエムの担当者の小松が、プロジェクトの内容や目標について説明します。

「今回のプロジェクトのゴールは、みんなで中学生向けに『高校生活がワクワクドキドキする動画』を制作することです。それに向けて、映像制作の裏側や制作手法を学んでいきます。」

プロジェクトは、1年間通して行われ、前期のビジネス講座、後期の映像制作講座の2部構成をとっています。

第1回目では、人気アニメ作品のプロデューサーとして活躍する、株式会社ブシロードムーブ取締役・株式会社ゲームビズ代表取締役社長の大貫佑介(おおぬき・ゆうすけ)さんをお招きして、「プロジェクトの理解とアニメ制作の裏側」について考えていきます。

『需要』について考えよう

前半のテーマは、「『需要』について考えよう」。

アニメという身近な話題に、生徒たちは興味津々です。そこで、大貫さんが生徒たちに質問を投げかけます。

「1クール(12話)のアニメ作品を作り上げるのに、制作費はいくらかかるでしょう?」

まわりの人たちとの話し合いのあと、生徒たちに予想を聞くとさまざまな答えが返ってきました。しかし、正解が画面に表示されると、予想をはるかに上回る金額の大きさに思わず驚きの声が教室に広がります。なんと3〜5億円もかかるのです。 話は、そこからどんどん膨らんでいきます。その制作費はどこから出てくるのか。そして、売上はどうなのか。そのようにたどっていくと、現在制作されているアニメの需要がどこにあるのかが浮かび上がってきました。

次は、ワークにとりかかる時間です。実際のアニメの需要の話を聞いたうえで、今度は自分たちで、武蔵野の中学生にはどのような需要があるのか、グループで話し合いながら考えていきます。中学生たちが、高校生活でどのようなことを楽しみにしているのかや、何を期待しているのかなど、生徒たちは、活発に議論を交わしながら、ワークシートに思いついたことを書いていきます。

『役割』について考えよう

後半のテーマは「『役割』について考えよう」

アニメのオープニングに着目すると、そこには何人ものプロデューサーの名前が連なっています。なぜ1つのアニメの制作に、これだけ多くのプロデューサーがいるのでしょうか。

そこで重要になってくるのが、それぞれの「役割」です。自分の得意分野を生かして、それぞれ異なる「役割」を担っているのです。さらに、大貫講師が映像制作にかかわる役割をそれぞれ説明していきます。 最後には、それを踏まえて実際に各グループ内で役割分担を考えます。メンバーの得意分野や興味関心を話し合いながら、それぞれの役割を決めて、第1回目の講座が終了しました。

次回は、ビジネス講座の第2回「メディアミックスと広告戦略」。動画制作というミッションに向けて、武蔵野高校の1年生が動き出しました。

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この記事を書いた人

東京大学では、法学を専攻。人権問題や環境問題に関心があり、学部卒業後は公共政策大学院に進学(予定)。高校時代から遅くとも22時半には就寝する、極度の朝型。趣味は、ランニング・映画鑑賞・サッカー観戦など。

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