こんにちは。現役東大生ライターの縹峻介です。
今日は、鉱物の名前が語源となっている単語にフォーカスを当て、ご紹介していきます。
まず、鉱物由来の代表的な単語としては、元素の一つであるベリリウム[Beryllium]や輝き[brilliant]といった言葉が挙げられます。
この単語は、ギリシャ語で「緑柱石」という意味の単語
※古典ギリシャ語で「緑柱石」。読み方は「ベリュロス」
が由来になっています。
緑柱石とは、次のように緑の色味を持った石の総称であり、宝石としてはアクアマリンやエメラルドが該当します。
美しく輝くその姿は、今も昔も人々の心を魅了し続けていますね。
Gia.cossa – Photograph taken at the Museo civico di storia naturale in Milano, CC 表示-継承 2.5, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=2618557
次は、電子[electron]という言葉についてご紹介します。
この単語は、ギリシャ語で「琥珀」という意味の単語
※古典ギリシャ語で「琥珀」の意。読み方は「エーレクトロン」
が元になっています。
これは、昔、琥珀を擦ると何かパチパチするもの(=静電気)が発生することから、このように名づけられました。
最後に、元素の一つであるリチウム[Lithium]の語源を紹介します。
この語源は、ここまでの特定の種類の石を表す言葉ではなく、ギリシャ語で「石」という意味の単語
※古典ギリシャ語で「石」の意。読み方は「リーソス」
が元になっています。
おまけ「科学用語は現象を元にしている場合が多い」
先回までのシリーズにて、元素の語源などをご紹介しました。
今回の語源もそうですが、科学用語は現象や特徴が語源になっているパターンが非常に多いです。
例えば、今回の琥珀→電子や第5回の太陽→ヘリウムなどなどが挙げられます。
名は体を表すとも言うように、科学においては、その物質の性質やそれによって引き起こされる現象こそが本質であり、その本質を以てして物事を区別しているのですね。
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