みなさんは「アクティブリコール」という言葉を聞いたことがありますか?
実は他の勉強法よりも記憶力を高め、勉強の成果を最大化するための方法として、近年注目を集めている勉強法の一つです。
今回は、ぜひ記憶力を高めるために取り入れたい勉強法である「アクティブリコール」についてご紹介します!
アクティブリコールとは何だろう?
アクティブリコールは一言でいうと、単なる暗記のテクニックではなく、記憶の取り出し方を強化する勉強法です。参考書やノートを見返したり、再度問題を解いたりせずに、今日学んだこと、勉強したことを何も見ずに白紙に書き出すことで、脳が情報を思い出そうとし、脳の神経回路を活性化することで記憶が深く定着するのです。特に英単語や社会の一問一答など、暗記科目の勉強に悩む生徒にとって、記憶の定着を劇的に改善する可能性を秘めています。勉強をしたその日中に実践すると、とても効果があるといえます。
具体的な実践方法
「アクティブリコール」は参考書やノートを見返したり、再度問題を解いたりしないので、紙と鉛筆1本ですぐに実践できます。具体的には以下の手順で実践します。
① 英単語のリスト、教科書の章や段落など、覚えたい情報を読む。
② 教科書や参考書を閉じ、学習した内容を頭で整理しながら覚えた内容を白紙にできるだけ書き出す。
③ ②で分かっていなかったこと、忘れていたことについて教科書や参考書で見直す
④ ①と②を繰り返す
⑤ 時間をおいて①から③を繰り返す
これを繰り返すだけで、必然的に学習した内容をアウトプットする機会が増え、情報が頭の中で整理されて試験や模試で必要なときに素早く引き出せるようになるのです。
導入することのメリット
テストで解き方や回答が分からない問題でも、「なんか見たことある…」と思った経験がある人もいると思います。
テストで答えられなくなる原因は二つ考えられます。一つはそもそも勉強していないこと。もう一つは頭に入っているけど、記憶を取り出せないこと。多くの人は勉強不足だ…と思ってしまいがちですが、実は、見覚えのある問題を完全に解けるようにするには、その知識の取り出し方を工夫すれば良いのです。
アメリカで行われた実験では、学習した内容を「マインドマップにまとめた人」と「思い出すという作業をした人」では、思い出すという作業をした人の方が学習効果があったという研究結果があります。
アクティブリコールは短時間で効率的に実践することができるので、短期記憶力や集中力があまりない人でも手軽に実践でき、記憶を定着するのに取り入れやすい勉強法だといえます。
まとめ
よく私も、とてつもなく頭が良い人を見てキャパシティすごいな…自分にはとうていかなわないと思うことがありました。でも、そんな頭が良いと言われている人たちの思考法ややり方を真似することで、自分もそう思われるような記憶の仕組みを手に入れることができるのです。
ぜひみなさんもアクティブリコールを取り入れて、最強の記憶力を体感してみてくださいね!
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