「今年の夏、暑くない?!」
「信じられないくらい暑いね。」
この夏、何度もこの会話を交わしたという人も多いのではないでしょうか。口癖のように「あっつ〜」と言っている毎日ですが、心の奥底で、いやでもなんだかんだ毎年こんなものでしょうと思ってはいませんか。
実は、違うのです!毎年こんなに暑いわけではありません。
世界気象機関(WMO)と欧州連合(EU)の気象情報機関「コペルニクス気候変動サービス」によると、2023年7月は史上最も暑い月になると発表されました。気候変動によって引き起こされた異常な高温と、ギリシャやカナダなどでの山火事が気温上昇につながったとされています。
このような気温上昇は、世界各国の平均気温に大きな影響を与えています。欧州各国では記録的な熱波が発生しており、各国の月ごとの平均気温も年々上昇しています。日本も例外ではありません。東京都の7月の平均気温は、1923年は24.0℃であったものが、ここ100年で5℃以上上昇し、今年は29.3℃を記録しました。
そんな中、いままで私たちの中にあった「暑い国」のイメージも、徐々に覆ってくるかもしれません。
みなさんは、「暑い国」と聞いて、どこを思い浮かべるでしょうか。おそらく、赤道に近い国々を思い浮かべる人も多いでしょう。インドも、もしかしたらその中の一つかもしれません。
実は、この夏まさに赤道近くの南インドに旅行に行った筆者ですが、そこで驚きの現実を経験してきました。なんと、滞在したどの町や都市も、東京より気温が低く過ごしやすかったのです。
熱帯夜が続いていた8月の東京ですが、同じころ南インドの大都市バンガロールの早朝は、20度くらい。半袖では、肌寒く感じるほどです。日中の最高気温も、30度に届かない日が多々あります。海辺のほうの街に行くと、気温は上がってきますが、それでも最高気温は高くとも30度前後。朝晩は25度くらいまで冷え込みます。猛暑日が続く今年の東京の夏とくらべると、かなり過ごしやすそうと感じるのではないでしょうか。もちろん、東京と同じくらい、またはそれ以上に気温が上がる都市もありますが、一概にインドは日本より暑いともいえないかもしれません。
このように、今まで緯度が高くて気温が低いと思われていた国々が、近年では南国の気温を上回るようにさえなってきているのです。これまで抱いていた固定観念では、各国の気候が語れなくなってくるかもしれません。
終わりの見えない暑い日々が続きますが、体調に気をつけながら暑さを乗り切っていきましょう。
公式サイトにて、カルぺ・ディエムが提供している具体的なサービスを紹介中!
カルペ・ディエムでは、学校様・保護者様のお悩みに対応した講演・講座・ワークショップをご提案&実施しております。
生徒の皆さんの大学選び&学部選びのワークショップ、モチベーションアップを目的とした講演、探究学習授業、長期休暇の学習合宿、難関大学合格を目指した通年プロジェクトなど、さまざまなプランをご用意しています。
講師は現役東大生!偏差値35から東大合格を果たした西岡壱誠をはじめとして、地域格差・経済格差など、さまざまな逆境を乗り越えた現講師たちが、生徒に寄り添って対応します。
ご相談から受け付けておりますので、お気軽にお問い合わせください。