創成館高等学校 西岡・布施川講演「どこからでも逆転できる」

カルペ・ディエム講師の西岡壱誠と布施川天馬が、2023年7月10日に、長崎県の創成館高校にて、高校一年生の生徒を対象に、「どこからでも逆転できる」というテーマで講演を行いました。

本プログラムは、「どんな逆境からでも逆転合格することはできる」ということを、それぞれ逆境から東大を受験して合格した二人が講演を通じて伝えていくものです。当日のイベントの様子をメディア事業部の布施川がレポートします!

目次

身近なところに学びが潜んでいる!

早速西岡講師は、自身の服装を指して、こういいます。「今日の僕の服装、どこか変なところが1か所だけあるんだけど、みんなわかる?」突然の質問にも困惑せず、考え始める生徒たち。西岡講師の服装をつぶさに観察し始めます。

「実は僕、今日は伊達メガネなんです!」西岡講師の答え合わせに顔を見合わせる生徒たち。しかし、これにも勉強の要素が入っていました。

「メガネは英語でなんて言うか知ってる?そう、”glasses”だね。メガネのレンズ(glass)が入っているから、2枚で”glasses”となる。じゃあ、僕がいまかけてるこれはどうだろう?これは違うよね。レンズが入ってないから、”glasses”じゃない。これは、ただの”frame”だね。ちゃんとそれぞれの単語の意味を理解していると、この質問にも答えられるんだよ」

講演には何の関係もないと思っていた話から、いきなり学びを得た生徒たち。呆気に取られていた様子でしたが、「確かに」とうなずいている生徒も見受けられ、西岡講師のつかみはばっちりだったようです。

ディズニーランドに行くには?

続いて、布施川講師が生徒に質問を投げかけます。

「みんな、ディズニーは好きですか?今日は、家族で長崎からディズニーに遊びに行ったらいくらかかるか、実際に計算してみよう!」

 

いきなりの「ディズニー」という単語にみんな困惑を隠しきれない様子でした(笑)

「みんなは、家族4人でディズニーに遊びに行ったら、いくらかかると思う?」

ある生徒が「15万円!」と答えたのに続いて、ほかの生徒たちもどんどん予想しました。実際はいくらかかるのでしょうか。交通費、チケット代、宿泊費、現地での食費などを計算していきます。すると…なんと答えは「最低15万円」でした!答えてくれた生徒に拍手が起こります。

では、この15万円というお金はどこから出るのか?もちろん、生活とは関係ない自由に使えるお金から出さなくてはいけません。月収30万で暮らしていたらそんな余裕ありませんが、月収60万円、すなわち年収1,000万円もあれば、その夢もかなうかもしれません。そう続けるたびに、生徒の表情が硬くなります。

「僕は、お金がないから、お金をたくさん稼ごうと思って東大にきました。東大卒と高卒では、生涯年収に2億円近い差が開きます。ディズニーだって行き放題になります。たくさんお金を稼げるようになれば、みんなはもっと自由に生きられるようになるかもしれない。だから、たくさん勉強して、いい大学を目指そう。行ける大学じゃなくて、上を目指していこう」

「なれま線」を越えよう

ここで、講演は布施川から西岡講師にバトンタッチ。西岡講師は、高校時代にいじめられていた自分が、どうして東大を目指そうとしたか話します。

「僕は、高校時代いじめられてました。そんな僕が東大を目指そうと思ったのは、自分の周りにある『なれま線』を超えるためです。人は『自分は何者かになれない』と思うと、『なれま線』という線に囲まれてしまいます。でも、僕の先生は僕に、そんな線なんて存在しないと言ってくれた。その線を超えるために東大を受けろと言ってくれたんです。だから、僕は二浪してまで東大を受けました。みなさんも、見えない線に囲まれないように、自分の人生を生きてみてください」

拍手とともに終わった今回の講演。生徒たちの意識も変わったようでした。生徒の皆さんには、ぜひこの機会を活かして、自信をもって前に進んでほしいと思います。お金がなくても、成績に自信がなくても、どんな逆境からでも受けたい大学を受験することは恥ずかしくない。そんな意識が広まっていくことを目指して、これからも講演活動を続けていきますので、ぜひ応援をよろしくお願いいたします!

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この記事を書いた人

教育事業や出版事業での取り組みを様々な媒体を通して発信しています。自社メディア「カルペディア」では、「人生を”ちょっと”前のめりに」をテーマに、教育・学習を取り巻く様々な疑問・関心について記事を掲載しています。

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