〝ちょっとだけエスパー〟の能力で東大生が世界を救う!?

〝ちょっとだけ〟エスパーが世界を救う…?

超能力者だけど、最強じゃない。

10月21日(火)から放送スタートした「ちょっとだけエスパー」。

「ほんのちょっとだけ」不思議な力を持った主人公が、日常の中で人知れず活躍(?)する異色のヒューマン・ラブコメディです。

もし、自分に“ちょっとだけ”エスパー能力があったら——
あなたなら、どう使いますか?

今回は、ドラマに登場した能力をもとに、6人の東大生たちに「自分ならどう使うか?」を聞いてみました。
彼らの驚きのアイデア“ちょっとだけ”の力で、世界は変えられるのか…?

目次

第一話おさらい

第一話で発揮されたエスパーの能力は

大泉洋さん演じる文太の能力である、「触れるだけで人の心が読めるエスパー」

ディーン・フジオカさん演じる桜介の能力である、「なでまわすと花が咲く、花咲か系エスパー

でした。

さて、この2つの能力で東大生たちはどう世界を変えていくのでしょう?

花を咲かせて世界問題を解決

Aさん (農業系思考派)

イネにもムギにもトウモロコシにも花は咲きます。この能力を使えば、食料問題が解決できるかもしれません。さらに、緑のダムを作れば防災にもつながります。

「食糧問題」という全世界的・社会的問題に関して「花を咲かせる能力」を使って食糧を生産するという建設的な方法がされました。

「花」と聞いて一般的にイメージするのはパンジーやバラなど観賞用の花が多いと思うのですが、イネやムギ、トウモロコシといった植物にも花が咲くことを連想し、食糧問題という全世界的テーマの解決に繋げようと至ったことが非常に秀逸です。

※食糧問題とは 特に発展途上国で食糧の需要と供給が合わない深刻な社会問題のこと。

Bさん (技術オタク)

まずはコンベアー・大量の自然分解される固形無機物を用意し、コンベアーで固形無機物を流しまくり、コンベアーの定位置に座っている自分はその無機物をひたすら触り、花を大量生産します。これらは砂漠化した土地の緑地化に使えますね。

具体的な世界課題へのアプローチが提示されていることがさすがです。そして、「無機物をひたすら触り、花を大量生産する」光景を想像するとなんともシュールです。(笑)

ですが、花を咲かせる能力を活かして砂漠化を引き止める世界的ヒーローですね…!

※砂漠化とは 植物が育っていた土地が植物が育ちにくくなった土地に変化したこと。その背景には、気候的要因と人的要因の二つがある。地球温暖化や森林の減少、海の温度が上がっていることなどによる気候的要因。羊やヤギの飼いすぎで緑が食べられて少なくなったり木の切りすぎや過剰な開拓耕作で森林がなくなるといった人的要因。
※自然分解とは 微生物が、落ち葉や食べ物の残りなどを、水や空気の成分に分けること。
※固形無機物とは 炭素をあまり含まない、鉱物や石、砂のような固い物のこと。生き物からできていない自然の材料を指します。
※無機物 生き物の材料ではない、炭素を含まないもの全般のこと。

Cさん (サステナブル志向)

めちゃくちゃ硬い岩盤や金属の壁でも、花の根を生やして割ることができるかも。災害復旧にも使えそう!


災害復旧で倒壊した建物や閉ざされた道の除去に、重機を使わずに植物の力で壊す方法として、

環境保全の観点からも、人工的な破壊を減らして自然の力で土地開発や修復を行うときの技術として、

活用できる可能性があります。

環境負荷が少なく、持続可能な開発にもつながるかもしれません。

〝触れるだけで人の心が読める〟能力をどう使う? 大学生らしい回答に!

Dさん (教員志望)

アルバイト先の家庭教師先の子の思考を聞いて、相手が何に詰まっているか紐解きたいです。あの子はどう教えたら過去形を理解してくれるのだろうか。

確かに〝教えること〟って双方の認識の差でなかなか伝わらないことってありますよね。「テレパシー」の能力を教育現場にも活かせたらより個人個人に合わせた教え方ができます。

Eさん (恋愛リアリスト)

合コンの時に相手が脈ありかなしか、遊び目的かどうかわかる。(ただし初対面の人にボディタッチするハードルは発生する)

いかにも大学生らしい活用方法ですね。ただし、気があるか確かめるには相手に触れなければならないという制約付きなのがミソ。(笑)

Fさん (哲学的内省家)

自分自身に触れて、自分が何を考えているかを知りたいです。

一見、「テレパシー」は他人の考えを知るために使うものと思いがちですが、自分自身に触れて無意識の欲求や考えを理解し直すことで、自分の行動の要因を深く見つめ直せるかもしれません。

まとめ

今回聞いた東大生のアイデアは、単なる妄想に留まらず、現実の社会課題に対する具体的なアプローチや哲学的な考察まで幅広く含まれていました。

〝ちょっとだけ〟の能力でも、彼らのように持っている知識を活かしたり、見方を変えたりすることで世界は変わる可能性があります。

あなたももし“ちょっとだけ〟エスパーの能力があったら、どんな使い方をしますか?


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この記事を書いた人

早稲田大学教育学部・教育心理学専修所属。人の心の動きや行動の背景を知るのが好き。趣味は街散策で、ふらりと路地を曲がって、気づけば知らない景色に出会っていることも。

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