読書の秋に学ぶ、ビブリオバトル原稿作成のコツ

みなさまこんにちは!東京大学の下村英理です。

最近暑くて耐えられないような日が続いていますが、暦の上ではもう9月!

秋と言えば〜〜の秋という言葉がよく使われますね!今回は(それに便乗して)「読書の秋」ということでビブリオバトルとその攻略法を東大生の視点からご紹介いたします。

よろしくお願いいたします!

目次

ビブリオバトルとは?

「ビブリオバトルなんて知らねーよー!」という方もご安心ください!(本音:ここで読むのをやめないで)

まずはビブリオバトルの説明から始めましょう!

基本ルールと流れ

このゲームは以下の手順で行われます

①みんなでおすすめの本を持ち寄る

②5分間でそれぞれの持ち寄った本についてプレゼンをする

③みんなのプレゼンを踏まえて2〜3分間のディスカッションを行う

④一番読みたいと思った本を投票で決める

ビブリオバトルの魅力とメリット

ビブリオバトルにおいて行われる発表はそれぞれの発表者のバックグラウンドも反映されることでしょう。普段の生活では見えないような仲間の一面が見えるかもしれないというところが魅力の一つと言えます。

さらに、自分一人では出会えなかった本に出会うことのできる絶好のチャンスです。

また、発表したりディスカッションをしたりする訓練にもなるでしょう。

成功するための心構え

成功するためには失敗を積み重ねることが何事においても重要なことです。

このビブリオバトルも経験がモノをいう側面があります。ですから、まず失敗を恐れずやってみるというのが成功するための心構えでしょう。

そしてまた大切なのが、自分の紹介する本に対して理解すること、そしてその本が素晴らしいと自信を持って発表に望むことも大切です。

原稿作りの基本

さあ、ここからは実践的な話をしましょう!まずは原稿についてです。

構成を考える

このビブリオバトルの発表時間は5分と決められています。これより長くてもだめで、これより短くてもいけません。

そのため構成を考えることが大切になります。

大事なポイントを押さえる

まず本の内容を簡潔に伝えることが求められます。

しかしそれだけでなく、本の魅力を伝えるにあたって、「自分の経験」や「自分との本の関わり」という点も大切です。それが発表をあなたのものたらしめるのです。

そして、その本を「どんな聞き手」が「なぜ」読むべきなのかというところも説明するべきでしょう。

長さと内容のバランス

導入(1分)

⇨あなたのキャラクターや本の概要の説明を行います

この導入で「質問」を取り入れるのが良い発表のポイントとなります。聞き手に質問を投げかけることで注意を引きましょう。

中盤(3分)

⇨本のアピールをするところです。

どのような人に読んでほしいか、その本のポイントは何かを説明しましょう。

また、その発表が印象に残るようにする方法として「キーワード」を設定するという方法があります。その本がどのような本なのかを表す象徴的なワードを発表に取り入れましょう。

終盤(1分)

⇨ここまでの発表をもう一度振り返る

中盤で強調したキーワードをもう一度言い、読んでほしいということをしっかり伝えて終了しましょう。

説得力のあるプレゼンテーション

ここでは説得力のあるプレゼンテーションとはどのようなものか、紹介します。

これらはビブリオバトル以外の機会でも活用できるでしょうから、ぜひご覧ください。

話し方のテクニック

以下の点に注意して発表してみましょう

・文章は短く簡潔に!

・敬語を使いすぎたり、ぞんざいな言葉を使わない

・えー、あのー、といった言葉を避ける

・棒読みにならないようにする

視覚資料の活用法

ビブリオバトルのルールとして、事前に資料を配布したりすることは認められていません。基本的にはその場でのいきいきした口頭での発表が求められます。小道具が目立つような発表は求められていないということです。

無理に準備するのではなく、説明に必要だと思った時だけ視覚資料を活用しましょう。

練習方法とタイミング

発表の前には練習が欠かせません。特にこのゲームは時間の制限が厳しいので、タイマーなどを活用した練習を行いましょう。また、友達の前で実際に発表してみるのも効果的です。

タイミングについては通勤・通学の時間など隙間時間でやりましょう。

オーディエンスを引き込むコツ

発表は聞いてもらわないと意味がありません。

先述した通り、注目を集める方法としては質問から始めることが有効です。

他には、発表の主語を「みなさん」にするように意識してみるというのもポイントです。

原稿のチェックポイント

最後に体裁についてもご説明いたします。

文法・内容のチェック

発表をいったん録音してみて自分で聞いてみたり、友達に来てもらったりして、自分の言いたいことと聞き手が感じることに齟齬(そご)がないのかを確認することは有効でしょう。

第三者のフィードバック

先述の通り、友達に聞いてもらうというのが身近な方法ですが、自分が第三者として自分でも確認するというのもおすすめです。たとえば録音データを3日後などに聞いてみると、気づきがあることは多いです。

最終リハーサルの重要性

さまざまに訂正をした後、そのままにしていると修正前のものと混乱してしまうこともあるでしょう。

他にも、準備している時はうまくいくと思っていたのにいざ発表してみるとあまりうまくいかない、ということもよく起こります。自分が発表するときに注意すべきポイントや間違いポイントを最後にチェックしておくことはより良い発表をする上で大切です!

最後に

今回はビブリオバトルの攻略法やプレゼンの準備についてご紹介しました。

ここまでご覧いただいたみなさまには、ぜひ、ここで満足するのではなく、実際にビブリオバトルにチャレンジしてみてほしいと思います。

お読みいただきありがとうございました!

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