「英語の勉強、どうすればいいのか分からない」「東大生は受験期、どんな勉強をしていたの?」
弊社カルぺ・ディエムでは、今年も東大生100人に調査を行いました。今回はその中で得られた東大式の英語の勉強法をまとめ、アンケートの実際の回答をそのまま紹介します。
問題演習で弱点と向き合う
まず、ほとんどの東大生が取り組んでいたのは「問題演習(83人)」。単語や文法の基礎も大切にしつつ、実際に問題を解くことで力をつけるという声が圧倒的です。
「赤本、青本の過去問演習」
「模試の復習を徹底した」
「授業で扱った問題を繰り返し解いた」
単に解くだけではなく、「間違えた問題のやり直し」「制限時間を意識した演習」など、実戦を意識した工夫が随所に見られました。「とにかく過去問を解く」という声も多かったです。積極的に演習に取り組む姿勢が分かります。
単語帳で語彙力を磨く
次に多かったのが「単語帳・暗記(48人)」です。やはり受験英語の土台は単語。使っていた単語帳は人によってさまざまでしたが、「鉄壁」「システム英単語」「ターゲット1900」「LEAP」などの割合が高かったです。
「鉄壁を繰り返しやり込んだ」
「システム英単語を音読して覚えた」
「ターゲット1900で基礎を固めた」
「意味ごとにまとまっていて覚えやすい」「例文がよくできている」など、それぞれの単語帳の特徴を活かした学び方が印象的でした。参考書ごとの評価については後ほど詳しく説明します。
音読・リスニングで理解を深める
「音読・リスニング(29人)」も根強い勉強法として挙がりました。声に出すことで、文構造や意味をより確実に定着させることができます。また、同じ長文の音読をすばやく何度も繰り返すことで、速読力も鍛えることができます。
「長文を音読して速読力をつけた」
「リスニング教材をシャドーイングした」
音読という勉強法は、「理解したつもり」になることを防ぎ、論理の流れを確認できる点が評価されていました。
受験期に使われた参考書
では、実際に東大生が使っていた英語の参考書は、どのようなものだったのでしょうか。アンケートの結果をジャンルごとにまとめると、以下の通りです。
鉄壁(20件以上)
語源・イラスト付きで覚えやすく、東大レベルの単語を網羅。量が多いが、その分わかりやすい・覚えやすい点が圧倒的支持。
過去問(赤本・青本含む、20件以上)
本番形式で演習でき、時間配分や出題傾向の把握に役立った。
システム英単語(5件)
学校配布率も高く、例文と一緒に覚えられるのが好評。
ターゲット1900(3件)
シンプルで使いやすく、先生おすすめで選んだ人も。
キムタツ(リスニング)(5件)
東大リスニング対策の定番。本番形式の演習ができる。
青本(数件)
解説が詳しく、実践的に使えた。
ポレポレ・英文解釈の透視図(数件)
英文解釈の定番。構造理解や誤読防止に効果的。
LEAP・速読英単語(速単)(数件)
多読や作文用に活用。
その他
DUO、Vintage、Scramble、基礎英文精構、鉄緑会・駿台・河合塾のテキスト、ロイヤル英文法なども一部で使用されていました。
一方で「特になし」「覚えていない」という人も一定数おり、塾や授業中心で進めていたケースもあったようです。
まとめ:今日から真似できる、東大生の英語勉強法
この記事で紹介したのはすべて、東大生のリアルな声のみ。そこから見えてきたのは次のポイントです。
問題演習は「解き直し」までがセット
単語帳は自分に合うものを1冊やり込み
音読やリスニングで理解を深める
過去問で本番感覚を鍛える
演習でも、単語帳でも、自分が間違えた問題を解き直すには、忍耐力が必要ですが、やはり自分の弱点を克服するために、解き直すことは必須であるようです。また、単語や文法などの基礎も重要ですが、それ以上に演習の重要性が表れる結果となりました。
一番大事なのは「何を目的にしてそれをやるのか」を意識すること。東大生たちの勉強法は、量をこなすだけではなく、自分なりに意味を持たせて取り組むスタイルでした。受験生の皆さんも、この点を意識して勉強に取り組めると良いでしょう。受験生の皆さんの勉強を応援しています。
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