現役東大生が教える!学校行事と勉強を両立させるためのコツとは?

秋になり、体育祭や文化祭、合唱コンクールなど学校行事が盛んに行われる時期になりました。せっかくの学校行事ですから、クラスや学年の人たちと楽しみたいのはもちろんですが、その間に勉強時間が取れず、不安に感じる人も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、どのように学校行事と勉強を両立するべきかについて解説したいと思います

目次

数少ない学校行事は全力で!

そもそも学校行事と勉強、どちらが大切だと思いますか。これにはっきりと答えられるのであれば、両立よりもどちらかを重視するのもひとつの手だと思います。行事が大切ならば、期間中はあまり勉強をせず、毎日行事のために働いたり、勉強が大事ならば、あらかじめ周りの子に勉強したい旨を伝えて負担を軽くしてもらうこともできます。

しかし、少しでも悩むなら、欲張って両立しちゃいましょう!勉強はもちろん大事ですし、学校行事も人生でそう多くあるものではありません。どちらも今しか出来ない大切なことなので、少し工夫して、賢く両立しましょう。

勉強と行事を両立させる3つのコツ

さて、ここからはいよいよ勉強と行事を両立させるために必要なことを解説していきます。

たった3つのコツをおさえるだけでストレスなく両立することが出来るので、ぜひ参考にしてみてください。

メリハリをつける

まず始めに、行事と勉強のメリハリをしっかりつけることです。

どちらも中途半端に参加していては、終わったときに後悔することになりかねません。そのため、学校で行事のための練習や作業をするときには勉強のことは忘れ、行事のことのみを考えるようにしましょう。反対に、勉強時間や家に帰ってからは勉強に頭を切り替えることを心がけましょう。

行事では普段と違うことをたくさんするので、いつもより疲れがちです。そのため、家に帰ってから集中できないこともしばしばあると思います。そんなときには、仮眠を取るなどして一度リフレッシュしてみましょう。そうすることで集中力が上がりメリハリがつくと思います。どうしても家に帰ってからは寝てしまう、という人は朝いつもより早く起きて勉強するようにしましょう。受験は朝から行われるので、朝型の勉強に慣れることができる上、疲れて寝てしまうという心配もありません。疲れて帰ってきた日は早く寝て、翌朝勉強するルーティンを身につけましょう。

スケジュールをたてる

メリハリのある生活を送るためにも、自分の使える時間を可視化して、スケジュールを立てることは非常に大事です。行事期間中は勉強以外にもやること、考えることが増えるので勉強に当てられる時間が少なくなってしまいます。どうしても勉強量が少なくなってしまうのは仕方がないことなのに、スケジュールを把握していないといつも通り勉強が進んでいないことに不安を覚えたりイライラしてしまいます。

そうならないように、最低限やりたいことを書き出し、それを使える時間の中に割り振ってみましょう。通学時間や夜寝る前などは暗記科目、まとまった時間が取れる場合は演習問題を解くなど、効率よく時間を使うことができます。またあらかじめやる科目を決めておくと、迷うことがないので使える時間を最大限勉強に当てることができます。

スキマ時間を活用する

朝早起きしたり通学時間を使うだけでは十分な勉強時間を確保できないかもしれません。行事期間にもっと勉強時間が欲しければ、休み時間や日常のちょっとしたスキマ時間に応用することが必要なのです。

特におすすめなのが昼休みなど長い休み時間に自習室に行って勉強することです。場所を教室から変えることで周りの目を気にせず勉強することができますし、モチベーションが高い友達と一緒に集中することができます。

そのほかにもお風呂に入りながら暗記科目の勉強をしたり、徒歩の通学時間も勉強に充てるなどの工夫ができます。徒歩中に参考書を読むのは危険なので、リスニングや友達と問題を出し合うなどするのが良いでしょう。

東大生が実際に行っていた両立法

ここからは私が実際に行っていた、勉強と行事の両立方法について説明していきます。私の通っていた高校は合唱コンクールなどはありませんでしたが、体育祭と文化祭にそれぞれ力を入れていました。クラスでいいものを作りたいという思いはもちろんありましたが、勉強で遅れを取りたくないと思い、ジレンマに悩んでいました。そんな中でも両立法を模索し、学年が上がるごとにより効率的に勉強行事の両立を図ることができるようになりました。

スケジュールをたてる

先ほども解説しましたが、やはりスケジュールを立てることを大切にしていました。自分ができることをあらかじめ決めて認識しておかないと、反省もできないと思っていたからです。

スケジュールを立てる中でも、「行事が終わった後のスケジュールを組む」ことを大切にしていました。どうしても勉強量が減ってしまう行事期間では、想定していたよりも勉強の進度が遅れてしまいます。それを取り戻すための修正期間が必要ですが、行事期間内に注目し続けていては遅れたままで、まあいっかと流してしまうことも多くなります。そうではなく、行事後一ヶ月くらいの大まかな計画を立て直し、この週までに遅れていた分を取り戻す、など中長期的なスケジュールを大雑把に組んでいました。そうすることで、勉強時間が少なくても、この後一ヶ月で取り返せるしいいや、と焦ることもなく行事に打ち込むことができました。

友達を巻き込む

もう一つ、やってよかったと思うことは、友人を巻き込むことです。一人だけ勉強勉強と、スキマ時間に勉強を詰め込んでいてもなかなかモチベーションが続くものではありません。そこで同じように勉強を頑張りたいと思っている友人に声をかけ、一緒に自習室に行ったり、暗記物の問題を出し合ったりしていました。友人と同じ範囲を家で勉強してこよう!と約束していると、家で今日は疲れたからもういいや、と投げ出してしまうこともなくモチベーションを維持することができます。

まとめ

いかがでしたか。精神的にも、体力的にも忙しくなる期間ではありますが、一生に一度しかない学校行事です。どうせなら学校行事も勉強も、ちょっとした工夫で全力で取り組んでみましょう。

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この記事を書いた人

東京大学で薬学や心理学を中心に勉強しています。高校時代に発達障害の方とその支援者を中心に様々な人と関わってきた経験があり、人と話しその人の人生を知るのが好き。ボカロとお笑いが大好き。

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