【講師インタビュー】ベテラン講師が解き明かす、東大英語攻略の絶対条件

青戸講師インタビュー

  東大入試という最高峰の壁を前に、受験生は時に何が足りないのかを見失います。特に浪人生にとっては、知識の補填以上に、自らの現在地を客観的に捉え、戦略を練り直す指針が必要です。カルぺ・ディエムが主催する「東大特化学習支援」では、そのような受験生に寄り添う唯一無二の場所です。 

  今回は、昨年の受講生である野村純矢が、本コースで英語指導を担当される青戸一之講師にインタビューを行いました。青戸講師は豊富な塾講師経験を持ち、その説得力ある指導は多くの浪人生の支えとなっています。

  東大英語を攻略するための「三カ条」や、理系生徒が陥りがちな罠、そして本コースが提供する「合格のその先」を見据えた価値について、深く掘り下げていきます。

目次

圧倒的な経験が支える、浪人生への「共感」と「説得力」

青戸さん、本日はよろしくお願いいたします。私自身、一年前まで先生の講義を受けていたので、こうしてインタビューさせていただくのは少し緊張しますね(笑)。
まず、青戸さんがこの「東大特化学習支援」に携わることになった背景を教えてください。

こちらこそよろしくお願いします。この事業が始まった二年前にお話をいただきました。カルペ・ディエムには優秀な若手講師も多いですが、私は家庭教師や塾講師としてのキャリアが長く、特に浪人生が抱える苦悩や不安に共感し、実体験に基づいた「高い説得力」という強みに価値を感じてもらえたと思っています。現役生と年齢が近い講師には親近感がありますが、私のような年齢の離れた講師には、これまでの成功と失敗を見てきたからこそ言える「重み」がある。本格的な教科指導を行う上では、その経験が重要だと考えています。

確かに、青戸さんの言葉はベテラン講師特有の重みを感じていました。
このプロジェクトに2年関わってきて、東大特化学習支援を受講している生徒さんの印象はいかがですか?

このコースの生徒さんたちは、基礎が固まっており、非常に意識が高いですね。講義を一つも聞き漏らすまいという熱意が、教壇に立っていても肌で伝わってきます。講師側としても「彼らに何か一つでも多くの武器を持って帰ってもらいたい」と強く感じます。

特に東大英語は、単なる知識量ではなく「使いこなす力」が問われます。彼らのような意欲の高い生徒には、表面的なテクニックではなく、本質的な思考法を伝授したいと常に考えています。彼らの真剣なまなざしが、私自身の指導の質も高めてくれていると感じますね。

先生の熱い指導の裏には、生徒たちとの高い次元での共鳴があったのですね。だからこそ、私たち受講生も必死に食らいついていけたのだと思います。

東大英語を制する「三カ条」と「妥協の技術」

次に、具体的な東大英語の戦略について伺わせてください。先生はよく「東大英語は時間との戦い」と仰っていましたが、改めてその特徴を教えていただけますか?

東大英語には三つの大きな特徴があります。第一に、とにかく量が多く、圧倒的なスピードが要求されること。第二に、要約、英作文、リスニング、和文英訳と、出題形式が極めて多様であること。そして第三に、単語レベル自体は高くないものの、基本的な文法や構造理解を極めて高い解像度で問う「深い基礎力」が必要であることです。

その高い壁を乗りこえるために、先生が提唱されている「三カ条」について詳しく教えてください。

一つ目は「解く順番と時間配分の徹底」です。例えば、解答を書き出すまでの負荷が少なくリズムを作りやすい4B(英文和訳)から解き始めることで、脳を英語モードに切り替え、焦りを防ぎやすくするといったように、自分なりの戦略をしっかりと持つ必要があります。

二つ目は「妥協する練習」をすること。完璧主義は東大入試の敵です。目標に個人差はありますが、制限時間内に東大合格者の平均である6割の得点を死守するために、あえて「満点を狙わない勇気」を持つ訓練が必要です。普段の勉強で自分の実力を最大限に発揮することは当然ですが、本番を想定した訓練ではいかに迅速に合格圏内の回答を書き上げるかという妥協の技術を磨かなければなりません。

青戸講師インタビュー写真

私も浪人時代は完璧な解答を求めて時間切れ……なんていうこともありました(笑)。しかし、青戸さんの「妥協の練習」を実践してから、模試でも時間が足りなくなることが減りました。「三カ条」の三つ目は何でしょうか?

三つ目は「リスニングの徹底」です。リスニングは配点が大きく、得点源にしやすい反面、対策を怠ると一気に差をつけられてしまいます。毎日10分でも15分でもいいので、音読を交えた対策を続けること。これが「聞く体力」を養い、試験後半の集中力維持にもつながります。

また、試験に臨む生徒に伝えているアドバイスは「頭のリセット訓練」です。長文問題などを解き進める中で、試験中に焦って内容が頭に入らなくなったときに、勇気を持って一度ペンを置き、冷静に最初から読み直す。そうすることで、断片的にしか捉えられていなかった情報が整理されて、霧が晴れるように文章の内容が見えてきます。「そんなことをしていると余計に時間がなくなるのでは?」と思うかもしれませんが、内容が理解できていないまま当てずっぽうで答えるより、読み直して確実に解ける問題を1つでも増やす方が、結果的に得点の期待値も上がります。

理系生徒の「死角」と、東大対策がもたらす力

本コースには私のような理系志望も多いですが、理系生徒特有の弱点はありますか?

理系の生徒は難解な単語を知っていても、英作文だと三単現の s や可算名詞・不可算名詞の区別といった中学レベルの文法で失点する傾向が強いようです。また、WPM(読解スピード)が不足していることも多いですね。おそらく他の理科や数学などの科目に気を取られて、英語に触れる絶対量が足りなくなってしまっているのでしょう。東大受験生なら、最低でも毎日1時間は英語に浸る時間を作ってほしいと思います。

私も東大対策で得た知見をベースとした勉強を継続したことで、結果的に基礎が徹底的に磨かれ、最終的な志望校である慶應薬学部の英語でも高得点を取ることができました。東大対策は、東大のためだけにあるのではないと実感しています。

それは非常に素晴らしいアドバイスですね。東大入試は「基礎を究極まで高めたもの」を問う試験ですから、その対策が無駄になることは絶対にありません。たとえ途中で志望校を変えることになっても、東大英語対策で培った思考力は他の大学受験でも圧倒的な武器になります。夏以降にモチベーションが揺らぐ生徒もいますが、野村君のその経験談は、彼らにとって大きな励みになるはずです。ぜひ来期の生徒たちにも伝えさせてください。

ありがとうございます。最後に、未来の東大受験生へメッセージをお願いします。

英語は努力が裏切らない科目です。東大英語の学習を通じて、単なる受験知識をこえた、物事を多角的に見る”perspectives”(視点)と、広い”horizons”(視野)を手に入れてほしい。苦手な人こそ、この環境で基礎から徹底的に磨き直しましょう。私たちは、君たちが自らの力で未来を切りひらくための、伴走者であり続けます!

まとめ

  インタビューを終えて改めて感じたことは、青戸講師の指導が、試験で得点を稼ぐという枠を超え、物事の本質を捉える知性を養うということまで及んでいるということです。私自身、このコースで学んだ基礎をおろそかにしない姿勢や、世界を広げるための多角的な視点は、大学生活を送る今でも大きな財産となっています。 

  東大特化学習支援は、単に高いレベルの講義を提供するだけの場所ではありません。自分の弱点と向き合い、プロフェッショナルの講師陣とともにそれを克服していく中で、自らの力で未来を切りひらく主体性を育む場所です。

   東大合格という大きな夢。その道のりは決して平坦ではありませんが、東大特化学習支援では、東大合格を志す受験生の努力を正しく導き、試験当日まで全力でサポートします!

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ご質問やご相談だけでも結構ですので、お気軽にお問い合わせください。

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この記事を書いた人

慶應義塾大学薬学部薬学科に在籍し、主に化学を勉強しています。現在の目標は、6年間でストレートで卒業することです!体を動かすのが大好きで、大学から始めたバスケットボールに夢中。好きな選手は八村塁とジャ・モラント。

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