会議や研修、授業の冒頭、なんだか雰囲気が硬いなと感じたことはありませんか?
そんなときにおすすめなのが「アイスブレイク」です。短時間でできるアイスブレイクは、初対面の緊張をほぐしたり、チームの一体感を高めたりするのに効果抜群。場の空気が和らぎ、その後のコミュニケーションが驚くほど活発になります。
この記事では、現役東大生が厳選した「短時間で絶対に盛り上がるアイスブレイク」を24個、用途別に詳しくご紹介します。自己紹介で使える簡単なものから、オンラインで盛り上がるゲーム、チームワークを高めるアクティビティまで、あなたの目的にぴったりのアイデアがきっと見つかるはず!
また、記事の後半では、アイスブレイク成功のコツも紹介しています。ぜひ、次の会議やイベントで試してみてください。


自己紹介にプラスα
まず、自己紹介に何かひとつ情報をつけ加えるタイプのアイスブレイクを7つ紹介します。
名前リレー
名前リレーは、自分より前に自己紹介をした人の名前を自分の自己紹介の前に順番につけ加えていくアイスブレイクです。
人数が多すぎると難易度が急に上がるので、5人程度が限界でしょうか。すでにある程度名前を知っているグループで行う場合は、例えばそれぞれの好きな食べ物などの新情報を追加するのもひとつの手でしょう。
<やり方>
①チーム内で順番を決める。
②1番目の人が自己紹介をしたあと、2番目の人は「〇〇さんの次の△△です」と前の人の名前と一緒に自己紹介をする。
③その次の人は「〇〇さんの次の△△さんの次の□□です」と続け、以下同様に名前をつけ加えながら進む。
ひみつ自己紹介
ひみつ自己紹介は、普段他の人には言わないような自分の意外な一面をさらけ出すアイスブレイクです。すでにある程度話したことがあるメンバーどうしだと盛り上がります。
普通の自己紹介と比べて、よりパーソナルな情報を伝え合うので、親近感が湧きやすいです。
<やり方>
①チームで順番を決める。
②順番に沿って、名前や所属などの情報にプラスして、意外な趣味や特技、マイブームなどの、他の人に話す機会が少ないことを言っていく。
妄想自己紹介
妄想自己紹介は、「もし宝くじが当たったら」や「無人島に漂着してしまったら」といった仮定にもとづいて自分ならどうするかを答えるアイスブレイクです。その人の性格や考え方が少し垣間見え、相互理解が深まります。
司会者はお題を用意しておくのを忘れないようにしましょう。
<やり方>
①チーム内で順番を決める。
②名前や所属などの情報につけ加える形で、司会が決めたお題に対する自分なりの答えを言っていく。
しりとり自己紹介
しりとり自己紹介は、前の人の名前をよく聞き、その最後の文字から始める形で自己紹介をしていくアイスブレイクです。
名前を覚えるきっかけになり、また、どんな言葉からスタートするかでその人の個性が伺えます。
<やり方>
①チーム内で順番を決める。
②最初の人が「山田太郎です」と自己紹介したら、次の人は「う」から自己紹介を始める。例えば、「歌うのが好きです。カラオケで盛り上げ役になります! 田中花子です」など。
③次の人は「こ」から自己紹介を始める。例えば、「怖がりだけれど、ホラー映画が好きです……」など。順番に沿って、同様に自己紹介を回していく。
GOOD&NEW
GOOD&NEWは、24時間以内に自分の身に起きた「嬉しかったこと」や「新しい出来事」を自己紹介にプラスするアイスブレイクです。何に小さな幸せを見出すか、普段どんなことをしているのかなど、その人の新しい一面を知るきっかけになります。
<やり方>
①チーム内で順番を決める。
②名前や所属などの情報に加えて、24時間以内に自分の身に起きた「嬉しかったこと」や「新しい出来事」を語る。
③順番に沿って自己紹介を回していく。
究極の選択
究極の選択は、「『タイムマシン』か『どこでもドア』、手に入るならどちらがほしい?」「選ぶとしたら、確実にもらえる1000万円? それとも2分の1の確率でもらえる1億円?」などの究極の2択からどちらを選ぶかとその理由を自己紹介につけ加えるアイスブレイクです。どちらをどんな理由から選ぶかによって、その人なりの考え方が見えてきて、相互理解が深まります。
これも、司会者がお題を考えておく必要があるので、注意が必要です。
<やり方>
①チーム内で順番を決める。
②名前や所属などの情報に加えて、2択のうちどちらを選ぶか、そしてその理由を話す。
③順番に沿って自己紹介を回していく。
<究極の選択のネタ>
・「タイムマシン」か「どこでもドア」、手に入るならどちらがほしい?
・選ぶとしたら、確実にもらえる1000万円? それとも2分の1の確率でもらえる1億円?
・多くのお金を貯金しておくか、お金で経験を買うか、どちらを重視する?
・お金で1つだけ買えるとしたら、健康を買う? 時間を買う?
・人生をやり直すなら、生まれたときに戻る? 任意のタイミングに戻る?
モチベーショングラフ
モチベーショングラフは、人生のこれまでの時間を横軸に、そのときの自分の気持ちの浮き沈みを縦軸にとったグラフを描き、どんな出来事がきっかけで気持ちが揺れ動いたのかを簡単に説明する自己紹介です。
その人の経験や価値観を深く知ることができる一方、つらい経験を思い出させてしまったり、重い経験に場の雰囲気が暗くなってしまったりと、予期せぬハプニングが起こりかねないアイスブレイクと言えます。これを使うときは慎重に。
<やり方>
①それぞれがモチベーショングラフを描く。
②順番を決め、自己紹介に加えてモチベーショングラフについて簡単に説明する。エピソードをいくつかピックアップして伝えると簡潔で面白いものに。このとき、ひとりの持ち時間を決めておくことが大切。
③順番に沿って自己紹介を進めていく。
オンラインでもできるゲーム型アイスブレイク
次に、オンラインでもできるゲーム型のアイスブレイクを7つ紹介します。みんなで楽しくゲームをすることで、場が温まり、そのあとの議論が活発になりやすいです。オンラインで発言するのは勇気のいることなので、積極的に取り入れましょう。
〇〇縛りしりとり
〇〇縛りしりとりは、例えば「楽器縛り」や「ビジネス用語縛り」など、縛りを設けて、それに関連する言葉だけでしりとりを進めるアイスブレイクです。
集まりの目的に沿った、参加者が困らないトピックで縛る必要があるため、お題選びが少し難しいですが、ピッタリのお題を選べば盛り上がること間違いなし!
<やり方>
①司会者は縛りの内容を伝える。
②参加者は決めた順番に沿って、縛りの条件を満たす言葉でしりとりを続ける。
<縛りの例>
・スポーツ縛り
・食べ物縛り
・地名縛り
・漫画縛り
第一印象ゲーム
第一印象ゲームは、5人程度のグループに分かれ、自分以外のメンバーのひとりの写真を受け取り、その人の第一印象を3つ書いて発表し、誰の写真を受け取ったか他のメンバーが推察する、というアイスブレイクです。
自分が周囲からどのように見られているのかを知るきっかけになります。ただ、参加者全員に事前にどの写真を使うか確認を取っておく必要があるので、注意が必要です。
<やり方>
①5人程度のグループに分かれ、各メンバーにその人以外のひとりのメンバーの写真を送る。このとき、誰に誰の写真を渡したかわからないようにする。
②それぞれ、送られてきた写真から受ける第一印象を3つ書き出す。例えば、「コミュニケーション能力が高そう」「服にこだわっていそう」「愛妻家っぽい」など。
③一人ひとり書いた第一印象を発表し、誰がどの人の写真を受け取ったか推察する。
3つの真実と1つのうそ
「3つの真実と1つのうそ」は、自分に関する本当のことを3つ、真実に見えるうそを1つ、計4つの情報を書き、他のメンバーにどれがうそか当ててもらうアイスブレイクです。いかに真実っぽいうそを織り交ぜられるかが盛り上がりのポイントになります。
事前に4つの枠をつけたドキュメントなどを配っておき、それに打ち込んで画面共有してもらうとスムーズに進みます。
<やり方>
①一人ひとりが自分に関する本当のことを3つ、本当っぽいうそを1つ書いて共有してもらう。
②それを見た他の参加者は、4つの情報のうちどれがうそかを推察する。
③他の人も同様に書いたことを共有し、うその情報を当て合う。
いつどこゲーム
いつどこゲームは、4人ずつのグループを作って、それぞれ「いつ」「どこで」「誰が」「何をした」を考えて一斉に発表してもらい、面白おかしい一文を作るアイスブレイクです。
チャットを使ってやるもよし、フリップに書き込んでそれぞれが一斉に掲げるもよし。オンラインでも対面でもやりやすいゲームです。ただ、全員が楽しめるように内輪ネタは避けるように促すことが大切。
<やり方>
①4人ずつのグループに分ける。
②「いつ」「どこで」「誰が」「何をした」の担当者を決め、シンキングタイムのうちにユニークな一案をそれぞれ考えてもらう。例えば、「いつ」担当であれば「去年の大晦日に」、「何をした」担当であれば「ラーメンを食べた」など。5人や6人のグループができてしまった場合、「誰と」をつけ足したり、「何をした」を「何を」「どうした」と2つに分けたりして対応する。
③一斉に考えた担当部分を発表し、司会者やその場の全員が完成した一文を読み上げる。
④グループを変えたり、担当をローテーションしたりして続ける。
共通点探し
共通点探しは、ペアを組んで制限時間内により多くの共通点を見つけ出したペアが勝ち、というルールのゲームです。短時間で成果を上げるには協力する姿勢が必要不可欠であるため、チームのメンバー間の親睦が深まるはず。また、相互理解のきっかけにもなります。
<やり方>
①くじなどを使って参加者どうしのペアを作る。
②5分などの制限時間内で、お互いに質問し合って共通点を探す。見つかった共通点はメモしておく。
③ペアごとに共通点を発表し、もっとも多く共通点を見つけられたチームが優勝。
マイノリティゲーム
マイノリティゲームは、「朝はパンかご飯か」「飼うなら犬か猫か」といった2択の質問に対して、他の参加者の答えを予想して回答を選び、選んだ人が少ないほうの選択肢を選んだ人にポイントが入るゲームです。合計ポイントが最も高い人が優勝になります。
誰がどちらを選びそうか予想しつつ、自分がどう思われているかも考えながら回答を選ぶ心理戦は盛り上がること間違いなし。
<やり方>
①司会者が2択のお題を提示する。
②回答者は他の参加者がどちらを選ぶか考え、マイノリティ側になりそうな選択肢を回答する。
③参加者全員の回答を一斉に公開し、どちらの選択肢がマイノリティか発表する。その選択肢を答えていた人にポイントが入り、次のお題へ。
④最終的な合計ポイントで優勝者を決定。
漢字集め
漢字集めは、チームごとに「しんにょうがつく漢字」「木がつく漢字」などの条件に当てはまる漢字を制限時間内で思いつく限り書き出し、その数を競うアイスブレイクです。
チーム内で協力する姿勢が欠かせない競技なので、メンバーとの親睦が深まり、場が温まります。
<やり方>
①複数人のチームを2つ以上作る。
②制限時間とお題を決め、その条件を満たす漢字をホワイトボード機能を使って書き出していく。
③最も多くの漢字を書けたチームが優勝。
<お題の例>
・画数が12画以上の漢字
・魚編の漢字(読み方つき)
・糸編の漢字
・音読みが「カイ」の漢字
対面でやるチームワークを高めるアイスブレイク
次に、対面でやることを想定した、チームワークを高めるアイスブレイクを10個紹介します。
聖徳太子ゲーム
聖徳太子ゲームは、複数人が同時に言った言葉をひとりが聞き取るゲームです。10人が同時に話したことをすべて聴き取り、それぞれに解決策を与えたとされる聖徳太子の逸話から命名されているのでしょう。
同時に発話するとどれかひとつの音しか届かないオンラインの会議では使えませんが、対面なら盛り上がるはず。
<やり方>
①5人程度のグループを作る。
②グループの中で、ひとり「聞き役」を選び、それ以外の人は「聞き役」にバレないように話し合ってそれぞれが何を言うか決める。
③一斉に決めた言葉を話し、聞き役に聞き取ってもらう。
ポパイさんが言いました
「ポパイさんが言いました」は、命令者とそれ以外に分かれ、命令者が「ポパイさんが言いました」と先頭につけて述べた命令のみを遂行しなければならないというゲームです。「ポパイさんが言いました」をつけていない命令には従ってはならず、間違えて従ってしまった場合や、逆に「ポパイさんが言いました」をつけた命令に従えなかった場合はそこで脱落します。
このゲームは英語版もあり、 ”Simon says,” というタイトルで知られています。必要なものもなく、その場に人が集まってさえいればできる簡単なゲームだから色々なところで行われているのでしょうか。
<やり方>
①命令者を決める(複数人いてもOK)。
②命令者は「ポパイさんが言いました」と言ってから指示を出す。たまに何もつけずに指示を出し、参加者のミスを誘う。指示は例えば、「右手を挙げてください」「その場で時計回りに回ってください」「ジャンプしてください」など。
③参加者は「ポパイさん」が言った指示には従い、そうではない指示は無視する。間違えた人から脱落していき、ある時点で残っていた人が勝ち。
ジェスチャーゲーム
ジェスチャーゲームは、出されたお題を身振り手振りだけで表現し、他のメンバーに当ててもらうアイスブレイクです。このゲームはやったことがある人も多いのではないでしょうか。
ジェスチャーする側の反応を見つつ、少しずつ正解へ近づいていく中で、親密度が高まります。
<やり方>
①ジェスチャーをする人をひとり選ぶ。
②選んだひとりだけが見えるようにお題を表示。その人はお題を表現するジェスチャーを始める。
③回答者たちは次々に回答を口に出し、ジェスチャーをしている人の反応を見つつ、正解を導く。
バースデーライン
バースデーラインは、言葉を発することなく、身ぶり手ぶりだけで誕生日を伝え合い、1月1日から12月31日まで、誕生日順で並ぶゲームです。
少し広めの会場でないと難しいアイスブレイクですが、お互いの誕生日を知ることができ、仲を深めるきっかけになります。
<やり方>
①誕生日を知らない状態で、声を出さずに誕生日を伝え合い、順番に並ぶ。
②並び終えたら、答え合わせ。お互いの誕生日を今度は口に出して言い合い、正しく並んでいるかどうかを確認する。
山手線ゲーム
山手線ゲームもやったことがある人は多いでしょう。これは、リズムに合わせて、お題に沿ったワードを順番に言っていくゲームです。一番代表的なお題は山手線の停車駅ですね。
頭の回転が求められるため、議論の前にはもってこい。間違えたりうまく言えなかったりしても、盛り上がるきっかけになります。
<やり方>
①お題を決め、ワードを言う順番を決める。
②最初の人から、リズムに合わせてお題に沿ったワードをひとつずつ言う。手拍子を挟んで次の人がすでに出たワードと被らないものを言っていく。
早口言葉
早口言葉はその名前の通り、早口言葉を言い合うだけのアイスブレイク。うまく言えた早口言葉の数が多い人が優勝です。
誰でも簡単に参加できる上、すぐに場の雰囲気を盛り上がらせることができます。
<やり方>
①早口言葉を複数用意しておく。
②メンバー全員で順番に早口言葉を言っていく。
③上手に言えた数が多かった人が勝ち。
新聞紙パズル
新聞紙パズルは、チームごとにちぎられた新聞紙をどれだけ素早くもとの形に戻せるかを競うゲームです。
頭を使って推察しながら、チーム内で協力して情報を共有し合うことが求められるため、議論前のアイスブレイクにはちょうどよいでしょう。ただ、新聞紙を用意しておく必要があるため、注意が必要です。
<やり方>
①ちぎられた新聞紙をチームに渡す。
②チームごとに、協力しながら新聞紙をもとの形に戻す。短い時間で完成させられたチームが優勝。
③使った新聞紙をさらに細かくちぎってローテーションし、もう一度競うことも可能。
ヒーローインタビュー
ヒーローインタビューは、ヒーロー役とインタビュアー役を決め、ヒーローがインタビュアーの質問に答える形で自分の過去の成功体験について語る、というアイスブレイクです。
一人ひとりが何を成功と捉えているか、価値観が見えて相互理解が深まります。また、ヒーロー役は話す練習になり、インタビュアー役はうまく情報を引き出す練習になるため、各メンバーの成長にもつながるアイスブレイクと言えるでしょう。
<やり方>
①ヒーロー役とインタビュアー役を決める。
②さながら本物のヒーローインタビューかのように、インタビュアーはヒーローからその成功体験を聞き出す。
③役を交換したり、ローテーションしたりして、それぞれの成功体験に耳を傾ける。
あるある!
「あるある!」は、お題役の人がみんなに共感してもらえそうなことをひとつ言い、周りの人がそれに共感したら「あるある!」と言って盛り上げるアイスブレイクです。
「あるある!」の声がいくつも重なれば、確実に場は盛り上がります。すでにお互いを知っているメンバーでも、初対面のメンバーでも使えるアイデアです。
<やり方>
①お題役を回す順番を決める。
②「朝コーヒーを飲まないと目が覚めない」「SNSのアプリを閉じた瞬間また開いていた」「パソコンの更新が始まるときに限って急ぎの仕事がある」などの共感を得やすそうなことを順番に沿って言っていく。
③お題を聞いて、自分もよくある、と思ったら「あるある!」と声に出す。
感謝の爆弾ゲーム
感謝の爆弾ゲームは、参加者で輪になって、ボールを持った人が別の参加者に日頃の感謝を伝えてボールをパスしていき、タイマーが鳴ったときにボールを持っていた人が負け、というゲームです。
これはすでに関係を築いている者どうしでないと成り立たないので、注意が必要です。ですが、普段は伝えられないちょっとしたことへの「ありがとう」が飛び交い、とても温かい雰囲気になる素敵なアイスブレイクなので、ぜひ使ってみてください。
<やり方>
①タイマーをスタート、最初の人が別の参加者へ「〇〇さん、あのときプロジェクトでアドバイスをくれてありがとう」と言ってボールをパスする。
②ボールを受け取った人はまた別の参加者へ「△△さん、いつも私のミスをカバーしてくれてありがとう」と言ってボールを渡す。
③タイマーが鳴ったタイミングでボールを持っていた人の負け。
アイスブレイクを成功に導くコツ
アイスブレイクは、場を和ませるためには最適な方法ですが、方向性を誤ると逆に気まずさを生んでしまうことも。大切なのは、目的やメンバーに合わせて適切に進めることです。ここでは、アイスブレイクを成功に導くために押さえておきたいポイントを紹介します。
目的を事前に明確にしておく
ただ「盛り上げたい」だけでなく、学びの場を整えるのか、チームの一体感を高めたいのかなど、目的をはっきりさせておくと効果的なアイスブレイクを選べます。
目的を全体に共有しておくことも成功へのコツのひとつ。始める前に「このアイスブレイクを通して、チームの一体感を高めていきましょう!」と声をかけるだけで、参加者は何を求められているのかを察して、その目的に向かって動いてくれます。その意味でも、目的を明確にしておくことは大切なのです。
人数や関係性、一人ひとりの性格に合わせたネタを選ぶ
大人数なら全員が一斉に参加できる形式、小人数なら深い話題につながる形式など、場に応じてアイスブレイクネタを選ぶようにしましょう。また、内気な人や初対面の人が多い場面では、発言のハードルが低いものを選ぶと安心して取り組めます。
時間をきっちり決めて行う
アイスブレイクはあくまで「導入」です。盛り上がりすぎて本題に入る時間を削ってしまっては逆効果。最初に「3分だけ」「5分で区切る」など、時間を明示してから行うとメリハリがつきます。
内輪ネタやプライベートな内容は避ける
仲良しグループなら盛り上がる内輪ネタも、他の人にとっては置いてけぼりの原因になります。アイスブレイクの本来の目的は、そのあとの議論やグループワークを円滑に進めるようにお互いに打ち解けることにあるので、誰かが置いてけぼりを喰らうようなネタは避けましょう。
さらに、プライベートな内容を強引に話させるのも避けたいところです。誰でも安心して参加できるテーマを選ぶことが成功の鍵になります。
優劣がつきすぎたり、誰かが恥をかいたりするネタは避ける
勝敗がはっきりするゲーム形式は盛り上がりやすい反面、負けた人が恥ずかしい思いをするリスクがあります。特に初対面や上下関係がある場面では注意が必要です。笑い合える形で終われるアイスブレイクを選びましょう。
また、話すのが苦手、目立つことはしたくない、といった人も一定数いるもの。配慮をしすぎて何もできなくなっては本末転倒ですが、ある程度の配慮は必要です。
まとめ
短時間でできるアイスブレイクのネタを紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。
アイスブレイクは、特別な準備がなくても短時間で取り入れられるものです。ちょっとした一言やゲームを通じて場が和らぐだけで、その後の学習や仕事の進み方がぐっとスムーズになります。
次回の授業や会議、プロジェクトのキックオフなどで、ぜひ一度「短時間でできるアイスブレイク」を試してみませんか?
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